大河ドラマぐらいしかドラマを継続して見たことがない。
最近のだとどうする家康は途中で脱落したのだけど、HDに録画データは残してある。
大河ドラマを見るようになったのは父の影響で、思えば父は病床の折にも歴史小説を読んでいた。
言うほど歴史を熱く語ったりするような人ではなかったが、ドラマを見ては何も知らない私に講釈をしてくれてたと記憶している。
一番古い記憶は何になるだろう?
毛利元就かな?
毛利元就がどんどん年を取っていって、それに合わせて演じ方が変わっていく様が凄く印象的だった。
若い時は本当に若く見えたし、年を取ってからは本当におじいさんのように感じた。
それまで自分が知っているドラマはトレンディドラマで、作中で主人公が老いていくような話なぞはなかったのだ。
有名な3本の矢の件はあったのか記憶が定かではないが、あれをやらないなんてことはないだろう。
多分、作中でも結構最後の方だったのではなかろうか。
たしか家督を継ぐ時とかに話したとかいう寓話だったと思うし。
そう思うとまた見たくなる。
そんな僕が自分で意識して見た大河ドラマは『風林火山』と『新撰組』だ。
僕はそこで知った内野聖陽さんと堺雅人さんがずっと好きだ。
内野さんが演じる山本勘助の荒々しさと人間くささにハマったし、堺さんの演じた山南さんの何とも清々しい最後に幕末に生きた男の格好良さを感じた。
堺さんはその後に真田丸というこれまたハマリ役の大河ドラマに出られているのでより好きになっている。
僕にとって堺さんは土下座しろの人ではなく、ずっと山南さん。
内野さんもゲイのカップルもハマリ役だったが、姫様~って唾飛ばしながら叫んでいる山本勘助のままなのだ。
そんな流れで懐かしさを感じて自分がハマったドラマを見てみようと思った。
今、風林火山を見直しているのだけど、昔の大河ドラマはガチで馬に乗っている。
いや、当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、最近の時代劇でこんなに馬見る?ってぐらいよく見る。
あと鎧やら着物やらも豪華な感じ。
今はCGで済ませているような合戦シーンもほぼエキストラさんなのかも。
まだテレビにお金があった時代なのかな。
他に気になる所としては言葉遣いがかなり固い&重い。
家来は主君に対して生意気な口を叩いたりしない。
どうする家康であまりに主従がフランクすぎて、そんなことねえやろと思ってしまったのはこういうのが気になったからかも。
どちらが良いとかではないのだけどね。
逆に昔のはちょっと演技が大きすぎない?みたいなのも感じるし。
時代劇はリアルすぎなくて良いと思うけど、嘘くさく感じてしまうと途端に白けてしまうからさじ加減が難しい。