諸説あると思いますが、最近複数回同じ話を聞いたので問題意識としては上がってきているのかなと思うことを記します。

 私も同意見なのですが、ズバリ経済が低迷している(GDPが他国にぶち抜かれている)理由は日本人が働かなくなっているから問うものです。そんなこと言ってもワークライフバランスも大事だし、バブルの頃みたいに24時間なんて戦えないよ。という人もいるでしょう。それはそれで尊重したいと思いますが、問題は世の中にはいくら働いても過労死しない(しにくい)働くのが大好きな人もいるのです。今はそういった自ら働きたい人についても残業規制などが適用されて人並(?)にしか働くことができません。一国のGDPは一人当たりの労働生産性(付加価値÷時間)×就労時間(時間)×就労者数ですので、労働時間が増えればその分国の経済は大きくなります。

少子化なので就労者が減っているのでは?という意見もあるでしょう。しかし、中年以上の方は思い出してください、バブルのことは専業主婦が今よりもっと多かったですし、結婚したら寿退社でした。今では共働きが多く専業主婦は少ないです。統計もあるでしょうが、拾ってくる手間を省くために、信じられない人への傍証は以下です、

最近は3号被保険者はけしからんとかいう話が出てますよね、これって専業主婦がマイノリティーで働いている人が多いから盛り上がるんですよ。専業主婦がマジョリティーだったバブルのことは一切そんな話聞いたことなかったです。

 働ける人は、もっと働いてもらってしっかり稼いでもらったほうがいいと思います。もちろん、残業したくない人に無理やり残業させるのは犯罪ですがもう少しフレキシブルに対応できるようにしてもらいたいです。もちろん、例外を認めてしまうとそれを悪用して働きたくな人の過労死につながるという理屈はわかっておりますが、物価上昇についてもコストプッシュインフレという話もあろうかと思いますが、たぶんに需要過多あるいは供給不足(たぶんこちらだとおみますが)が原因の可能性も高いです。トラック運転手不足など明らかに働き方改革で運賃上昇など招いていますし、そもそも配送できないことも発生しています。少し理想主義に傾いた政策が強く効きすぎてしまっているのではないでしょうか?

 サプライサイドの問題を解決してインフレを抑制しようとしたのはレーガノミクス(もちろんボルカーによる高金利政策もあります)、規制緩和でスタグフレーションを脱却しようとしたのがサッチャリズムですので1970~80年代の経済運営を見直して(歴史に学んで)日本が今後どのように経済運営すればよいか考えるのもよいですね。