自民党総裁選挙いよいよ終盤ですね。
残念なことに票読みによると財政再建派と目される人が
当選しそうな行き良いですね。
こうなるととれるところから取るという誰にでもできる
シンプルな製作が実行されることになりそうです。
これも国の借金が多いという誰も反論できない事実に基づいて、自らの省益を最大化しようとする皆様の活動によるところが大きいです。ちょっとやりすぎて国民の消費性向が低下してデフレを招いてしまって状況を悪化させてしまっていることにちゃんと気が付いていると思いますが、
いかんせん省益最大化が優秀な官僚の皆さんの最大のミッションですので実直かつ誠実に職務を執行されているわけです。
さて、こんなに国の借金が増えてしまったのはバブル崩壊後の景気対策のせいなのですが、各経済主体が最適にふるまったために起こったいわゆる合成の誤謬ではないかと思います。
景気が悪くなりましたので、
国民は財布のひもを締めます。
物が売れませんの企業も設備投資を控えます。
すると民間部門の需要が減少しますのでより景気が悪くなります。
これをカバーするために誰かがお金を使って需要を喚起しないといけません。残る経済主体は国or外需ということになります。外需がどうなるかはコントロールできないので
国が公共事業などを行うことになります。
そもそも、公共事業は収益事業ではなく収益性が低いがインフラなど必要不可欠なものを建設するなどが主ですので
投下したお金は民間ほど新たな富を生み出しません。
国と民間部門で使えるお金の合計はある程度決まっていますので、ながい間不況が続いたため、貴重な社会資本が低生産性な分野に投入されることになり気が付いた時には国の借金が膨大に膨れ上がり、国全体の生産性が低いお先真っ暗の国になってしまったというわけです。
なお。公共事業として道路工事、ダム建設などが批判の矛先になってきましたが、あれはあれで投資効果の乗数は比較的良好ですので盲目的に批判をするのは間違っていると私は考えています。
国民一人一人が節約しても、その分国が使ってしまいますのでどうせなら自分で使ったほうがいいと皆さんは思いませんか?
ぜひ、お金は自分のために使いましょう。