ITサービスマネジメントに関する資格です。いわゆるベンダーの実施する資格と異なり、特定の製品に依らない上に、運用をその範囲に含むのでかなり異色の資格かもしれません。

なお、ITILの資格はいくつかレベルがあり、ファウンデーションを除いて(インターミディエイトとエキスパート、マスター?)は教育の受講が必要でありかなりのコストがかかります。


【公式サイト】

EXIN(ITIL®) プロメトリック
ITILの開発元と試験開発元は別で、しかも試験運用はプロメトリックが行っているためどこを記載して良いかわかりません。とりあえずプロメトリックで。


【試験概要】

ITILはInformation Technology Infrastructure Libraryの略で、ITサービスマネジメントのベストプラクティスがどうとかというイギリスの規格です。

試験内容としては、ITサービスの戦略立案~運用までを通して必要となるプロセスが定義されていて、それぞれがどうあるべきか、を聞く試験になっています。

択一式で40問回答し、65%=26問正解で合格です。


【勉強方法】

これが一番良い本らしいのですが買いませんでした。

IT Service Management教科書 ITIL V3 ファンデーション 第2版/翔泳社

¥3,129
Amazon.co.jp

↓こちらの本を持っていたので読みましたが、頭に入ってきませんでした。

ITIL入門 ITサービスマネジメントの仕組みと活用/ソーテック社
¥1,890
Amazon.co.jp

Webで評判の良い問題集があったのでそちらを購入しました。

が、そのまま出るようなことはなく、「この問題が解けるようであれば、本番でも受かるんじゃないかな」という程度の類似度でした。

価格は3200円でした。

http://techlife.jp/ProductCard.php?product_id=39
勉強方法としてはこの問題集を一周半まわして終わりです。わからないところはそれなりに調べました。

なお、前提知識として上記「ITサービスマネジメントの仕組みと活用」は昔一度丹念に読んでありました。



もし予算があるていどあるのであれば例によってクラムメディアを使うのが一番でしょうね。特にこの試験は受験者が多いでしょうから品質も高そうです。

EX0-001 ITIL Foundation (syllabus 2011)

サンプルもあるので確認してみるのが良いかと思います。

【 無料サンプル問題】EX0-001 ITIL Foundation (syllabus 2011)


【受験した感想】

純然たる暗記テストです。学習時間は昔本を読んだ時間が10時間程度、今回の学習が10~15時間程度かと思います。

言葉の定義がその意味と乖離しており、理解がしにくいです。「機能」(functionの訳でしょう)が「組織」のことだったりします。