IT業界の人間にとっては説明不要かと思います。

もともとOracle 9iのSilverを持っていて、最近10gを触ったので資格もバージョンアップしました。

9iからの移行ですが移行試験はなく、普通にSilver DBA10g1Z0-042J を受験しました。



【公式サイト】

Oracle Database 10g 管理者 オラクル認定資格制度 Oracle University



【試験概要】

Oracleの管理者向けの資格です。

DBの管理をしない純然たる開発者が受験するのはやや微妙な面がありますね。

例えば開発者でも

・インスタンスの基本的な動作

・ロックのかかり方

などは理解しておくべきかと思いますが、

・DBのDefault TablespaceとユーザーのDefault Tablespaceの強弱

・ALTER DATABASE BACKUP CONTROLFILE TO TRACE;で何が起こるか

 (udump下に制御ファイル再作成用SQLが作成される)

なんかは大抵の場合どうでも良いかと。

純然たる開発者の方であればこれを受験するよりもSQLのパフォーマンスチューニングとかの勉強をした方が有意義かも知れません。資格にはなりませんが……。



ちなみに、10gで普通に下から受けるとこんなルートのようです。

SQL基礎+BronzeDBA10g→ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 10g

ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 10g+Silver DBA10g→ORACLE MASTER Silver Oracle Database 10g

二つでBronze(日本独自資格?)、プラスSilverDBA10gでSilverになります。



Silver DBA 10g単体については、試験時間が105分(どうせ盛大に余ります)で、出題数が73問で、合格ラインは68%です。

50問正答する必要があります。



【勉強方法】

いくらでも本がありますが、そもそも9iの物を持っている上に仕事で使っているので多少補強すればすぐ受かると思い、適当に問題集を一冊だけ買いました。

徹底攻略 ORACLE MASTER Silver DBA10g 問題集 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)/日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
¥3,150
Amazon.co.jp

9iからの移行であれば必要十分だと感じました。

ただ、巻末の索引はいただけない。載ってたり載ってなかったりの基準がわからない。見たいところと違うところばかり引っかかった。

「制御ファイル」で引くとSQL*Loaderの制御ファイルまで引っかかったのはちょっとびっくり。

ただ、他はほぼ完璧でした。

今回の勉強はこれを一通り通して解説を読んで、合計5時間くらいだと思います。




【受験した感想】

Oracleの試験は皆そうですが時間を残して退室、正解率は82%で合格しました。



試験会場についての愚痴を書かせて下さい。

新宿のエルタワー6階だったんですが、待合スペースがカウンターのすぐ脇にあり、カウンターのお姉さま方がよほど暇なのかぺちゃくちゃうるさくて辟易しました。二度と行くことはないと思います。

といってもOracleはR-Prometricから変更するらしいので少なくともOracleの試験を受けにあそこに行くことはあまりなさそうですが。

詳細はこちら。2009年9月25日からプロメトリック→ピアソンVUEとなるようです。

オラクル認定試験配信会社変更のお知らせ オラクル認定資格制度 Oracle University
http://www.oracle.com/global/jp/education/certification/ExamDelivery.html



【受験申込関連】

非常にめんどうでした。Oracle.co.jpのアカウントと、

http://www.oracle.co.jp/account/

Oracle.comのアカウントが必要で、

http://www.oracle.com/admin/account/index.html?code=ja

さらにプロメトリックのアカウントも必要だし、会社がパートナーだとパートナー割引用のコードも自分の会社から取得が必要です。