ひとつのキャンパスの上で各々が筆を一本走らせる。
そのうちの一つが自分である。
自分の筆と交わらないものもあれば重なり合うものもあるだろう。
交わりが出会いで重なりは出会いの中でも親密な関係になるものを示す。
人間関係というのはそういうものなのではないだろうか。
自分の筆を走らせれば走らせるほど、人間関係は広くなる。
筆を走らせる中で新たな出会いもあるだろう。
そういう出会いの連続で私たちは生きている。
そこで大事にしなければいけないのは、他人の筆の動きではなく自分の筆がどう動いているかである。
周りの目ばかり気にしているとせっかくの広いキャンパスが台無しだ。
これからもの人生広く、キャンパスをはみ出るくらい筆を走らせていきたい。