駆け足青島

　今回自分が携わっているプロジェクトでは山東省がサイトの一つ。というわけで、今回の滞在では山東省にやってくることが多そうです。その第一弾として、まずは本当に駆け足ですが様子を見た青島のことを少し。



　青島の街を普通に歩いてもそういった農業に関する先進的取組みの端々が見られました。上記は牛乳、これは何とビールのアサヒがこちらで作っている牛乳なのです。日本式の管理体制などを取り入れた、資源循環を行いながらの牛乳生産で、これは当地のJUSCO（中国語表記：佳世客/jiā shì kè）で売られていました。価格は↓のような250mlで６．５元と決して安くない、というか現地物価からすればとても高い値段で売られていましたが、これはそういう高所得層を狙ったものなのでしょう。ちなみに、以前紹介した「人民大会堂」ブランドでも１リットルで確か１０元前後だったので、その高さがうかがえます。



　街は北京に比べると小さいものの、車も少なく、また海も近いということで風が心地よく乾燥もないので、確かに暮らし易いなあと感じました。



　せっかく来たので少しだけ海をと思って見てみると、その海沿いにはかつて蒋介石が住んでいたという洋館も残されていました。映画の撮影もされていましたが、それもなるほどという造りでした。



　この辺りは少し行くとやたらと新婚さんが結婚写真を撮っている、結婚写真のメッカのようなところになっていました。少し前に紹介した天津よりも、閑静で良い雰囲気と感じます。



　次回はもっと農業の現場を見たいですが、新幹線のような高速列車も走っているということや、日本語ミニコミ誌も数誌ある、航空便も日本と成田、関西、中部、福岡と繋がっているなど、青島の利便高さを感じさせられた駆け足滞在でした。次はもっとゆっくり旅行で来てみたいなあ。