食の安全が叫ばれて久しいですが、安全な食品と聞いてどんなものを思いかべるのでしょうか?
勉強されている方ですと、保存料など添加物がないものや、無肥料無農薬の野菜がいいと言われるかもしれません。
有機野菜もそうですね。
逆に腐りやすい、カビやすいからと、保存料が入っているものがいいという人もいるでしょう。
農薬や肥料を使っていると言っても規制があり、国が審査しているから使っていても大丈夫だと言われるかもしれません。
自然農法は自然毒が増すから危ないという話も見たことがあります。
水道水は塩素が入っているから危険だ。
ナチュラルミネラルウォーターは加熱殺菌しないから、細菌が入り込んでいるときがあるから危険だ。というのもあります。
どれが正しいのでしょう?
国の基準以外、どれも一面を切り取ったもので、安全性だと言えますが、同時に危険性でもあります。
国の基準に関しては今回は捨てておきます。
例えば保存料が添加されていない食品はカビにくい、傷みにくくなっています。そういうモノだから危険性がありえると言われています。
一方、傷みやすい食品は保存料の危険は少ないですが(材料に使われている可能性はあるので、"ない"とは言えません)、気を付けないと傷んだものを口にしてしてしまう可能性があります。
自然農法で育てた野菜は農薬は使われていないぶん安全かもしれません。けれど使われている肥料によっては、寄生虫や虫類の被害を受ける可能性もあります。
水もそう。ナチュラルミネラルウォーターは塩素は入っていませんが、高性能フィルターで濾過しただけなので細菌の危険がないとは言えません。
(フィルターはある程度の雑菌も濾過するそうですが、商品としての基準はゼロではないため、水であたらないとは言い切れません)
こんな感じで、一面から見たら安全かもしれませんが、別の面から見ると安全とは言えないものを安全と言っているのです。
言い換えると、安全を買っているのではなく、自分の考えにあった安心を買っているという感じでしょうか。
安全とうたっていても安全の担保はありません。交通安全と同じで、自分で気をつけないと手に入らない安全だと思います。
少なくとも、国や企業のうたう安全は嘘ではないにしても、正しいとは言えないとは覚えていたほうが良いと思います。
安心は買えますが、安全は買えません。
車がいい例だと思いますが、前方確認システムが発達しても事故は無くなっていません=安全とは言い切れない。それでも事故軽減システムの安心感は手に入ります。
同じように食の安全も買えないものだと思います。
知識だけでなく、嗅覚味覚といった自分の感覚を活かし、自衛していきたいものです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220827/12/imaizumiyosimi/47/10/j/o0607108015166249734.jpg?caw=800)
野菜の自然毒
無肥料で育てると自然毒が増える傾向にあるのは確かなようですが、元々持っている成分なので=危険と言えるのかは分かりません。
そもそも通常食用にしている野菜に含まれている毒性は微量で、多少増えたとしても害になるほど摂取出来るものではない(大量摂取しないと毒性が現れてこない)気がします。
もちろん体質的に合う合わないは顕著に出てしまうとは思いますが・・・
野菜やお米のアレルギーの人で、無農薬なら大丈夫という人をちらほら見かけるので、野菜そのものではなく農薬と結びついた何かが悪さをしているのかもしれません。
ほうれん草などの亜硝酸態窒素の問題は肥料に多量の窒素分が使われているから起きる害なので、低肥料の自然農法のものならば大丈夫という話もあります。
なお栄養分も増える傾向のものが多いので、単純に良し悪しを論ずるのは違うと思います。
また植物にとっては身を護るための毒や成分でも、人間にとっては栄養のものも数多くあるので、毒が栄養がという単純な話でもないと思います。
ただ、レタスだけは自然農の成功例を見聞きしたことがなく、苦くて食べられないと言う話を見たことがあります。
少量の苦味のように、今食べているものでも少量の毒気?なら味のアクセントになっているのかもしてませんね。
そういえばコロナワクチンも安全のためではなく、安心のためのものですよね。
効果の程を見ていると、どう見ても安全や予防とは程遠いですから┐( ̄ヘ ̄)┌