実は今週風邪を引いてしまい、ちょっと寝てました。笑

 
たぶん今回もお腹の風邪で、微熱が少し…
もう治りましたが!
 
コロナでなければいいのですが、一応今度研究所のキットでチェックしてみたいと思います。
 
 
今週の土曜に英語でトーク(学会で研究内容の発表)することになってるので、普通にピンチ!💦
 
とは言っても、スライド使い回すのでそんなに大変じゃないですが。
 
 
 
さて今回の学会?は、日本のアカデミアにいる女性研究者を支援し、つながりを深める、という趣旨のものです。
 
 
現時点で、日本ではヨーロッパなどと比較して非常に女性研究者が少ないです。
 
教員の数はもとより、自分たちの世代の女性でも、
 
「アカデミアで食っていくなんて、なんでそんなに人生に不利なことをするの?頭おかしいの?」
 
という考え方をする人が多いほど、アカデミアの女性研究者への風当たりは大変強いです。
 
 
なぜそんなに女性に厳しい環境なのか、どうすれば改善できるのか、女性の割合を単純に上げれば解決できる問題なのか、など、さまざまな問題があります。
 
 
これらの問題は、今回の会議で実際には解決に至らなくても話し合い、共有し合うことが第一歩となると思います。
 
 
この学会には主に、日本のパイオニア的存在の女性研究者(PI)、
ヨーロッパの有名な女性研究者(PI)、
ヨーロッパで研究室を主宰している日本人女性研究者、
(女性登用を進めることで日本のサイエンスの発展を目指す)正義感の強い男性研究者*、
そして、自分を含む日本人の女性の若手研究者が参加します。
 
*このような方は本当に心から尊敬します
 
 
特にヨーロッパの女性研究者が参加している理由は、女性の社会進出がかなり成功しているからです。
 
成功した側から見た女性の社会進出、これまでの軌跡といった視点でディスカッションしてくださります。
 
 
確かに今の分野には、実際ヨーロッパの女性研究者がとても多いです。
自分の研究室でも女性の割合の方が男性よりも高いです。
 
 
サバティカル休暇で約1年日本で研究していた現在のボス(男性)も、
 
「日本の研究文化はいいところもあるのに、女性の待遇は本当にひどい状況だから改善すべきだと思う」
と主張されています。
 
このように外部の意見も取り入れつつ、どうすればいいのか考えていきたいところですね。
 
 
ただ、このような女性の社会進出問題について話し合っても研究者としては退屈してくるはずなので、数名の若手の女性研究者が研究内容を発表する、というプチ学会も開いてくださります。
 
その演者に自分が選ばれた、という次第です。
 
 
 
少し話は変わりますが、イギリスに留学している友人の話では、
「大学のような、社会に大きく影響を与える強い機関こそが、差別を生み出す元となる」
という考え方のもと、人種問題などを扱う授業を初年度に必須で受講し、エッセイを全員提出しなければならないそうです。
 
 
単純に何でも真似すればいい、というものでもないと思いますが、
 
大学や研究機関は国でトップの機関の一つであるという自覚を持ち、国を率先して人権問題を考え解決していくべきだ、と私は思います。
 
 
今回は実りのある学会になりそうです。
他の女性研究者との交流も、楽しんできたいと思います。
 
 
では今回はこの辺で。