土曜夕方、現場から戻ってきた現場担当スタッフから
「予備の発電機が動かない。出来れば月曜に使いたい」
と言われました。
ここ1年くらい殆ど使っていなかった、とのこと。
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きたないですねえ!だいぶ手荒に扱われている様子。
今からでは修理に出しても間に合わないので
自分で整備してみることにしました。
 
この手の機械に使われているエンジンは空冷単気筒、もっともシンプルで、しかもかなり頑丈に出来ています。
極端な話、ガソリンとオイルが入っていればほぼ動いてしまいます。
あと、キャブレター詰まりが考えられますが、エンジン本体に及ぶトラブルは
殆どありません。そのレベルだと発電機なら廃棄でしょう。
 
まず、燃料。
空っぽ。
何だ、これかとガソリン入れてスターターロープを引っ張るとあっけなく始動。
とんだ笑い話です。
オイル交換した記憶も無い、との事だったのでついでに交換。
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予想通り墨汁みたいなオイルが出てきました。
ただ、量はきちんと入っていたみたいで安堵。
 
それでも排気は白煙もうもう、回転もばらついているのでキャブレターも掃除してみることにしました。
エアクリーナー固定ナットがキャブも共締めしててあっという間に外せました。
良いね、産業機械は単純で!
 
そして、フロート室を外して
 
びっくり!
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何ですか、コレは?!
ヘドロ状の錆でドロドロ。
ここは燃料タンクから直接ガソリンが流れ込んで外気には触れない場所。
燃料タンクが錆びてるか、水が混入して錆びたか?
 
ここに貯めたガソリンを針穴から吸い上げて霧化して吸気してるのに、
よくこれでエンジン始動しましたね!!
バイクだと、鉄粉が入り込んでも不調になる位です。
恐るべし、ロビンエンジン。
ビバ、ニッポンの産業用機械!
 
完全には除去できませんでしたがそこそこ綺麗にして、
エアクリーナーエレメントも洗車スポンジ切った代用品を組み付けて
始動!
 
びっくりする位好調になりました!