秋じゃないのに読書の春音譜

言わずと知れた
村上春樹の長編小説




長過ぎて読むのを躊躇してた作品に
挑んでみたw

流石と言う表現方法に
引き寄せられる

もうファンタジーをそのままに感じられずに居る私でも
一つ一つの文章の美しさに目を見張る

月が二つ上る世界
1Q84
猫の街

自分と言う存在は変わらずに
ここではないもう一つの世界

行く事は出来るが
帰る事は出来ない一方通行の扉

日常と変わらぬ景色が少し変わる時
人はどこまで気づかずにいられるか
そしていつ認識出来るのか

ここで一つ印象的な言葉が繰り返される

『説明しなくてはそれがわからんというのは
つまり、どれだけ説明してもわからんということだ』

説明をしなきゃ判らない事は
説明しても判らない事

つまり、説明して判る事は
説明しなくても判る事

あべこべな様でいて
とても感慨深い

読書の春

私はまだまだ本を読もうと思う