こないだ見たalonessのビジネスコンサルへの違和感と、「家庭菜園って自分ビジネスと同じ仕組みだな」と思ったお話

 

 

 

先日、HAPPYちゃんのQ&Aを聞いててちょっとモヤりました。ビジネス系の話になった瞬間、どうしてHAPPY理論がどこかに吹っ飛んで、ただのビジネスコンサルみたいになっちゃうんだろう、って

 

(ただのビジネスコンサルよりは深いですけど)

 

 

 

Q&Aって具体的な方法論になりがちなので、ある程度は仕方ないし、だからこそおもしろい面もあるんですが、反面、視座が下がりやすいところもあります

 

 

 

さすがのHAPPYちゃんは抽象度を上げて回答していましたが、今回は時間が短かったので「本質までたどり着いたのかな」って思うこともありました

 

 

 

 

 

 

 

そんなある日、母が家庭菜園しているのをボンヤリ見ていて、「これ、自分ビジネスじゃん!」って思ったんです

 

 

 

母は平凡な主婦。外で働いたことはなく、自分で稼ぐなんて1ミリも考えていません。だからべつに家庭菜園で稼いでるわけではありません。自分の庭でせっせと手入れをしているだけ

 

 

 

でも、けっこうエネルギー回してたんです

 

 

 

通りすがりのご近所さんや、どこのだれかも分からない通行人が話しかけてくることもあります。おばあちゃんに幼児、通勤途中のご近所の旦那さん、時には外国人留学生まで。「知ってる人?」と聞くと「知らない」ということも多い(笑

 

 

 

人によってはかなり長い立ち話もするし、母から話しかける場合もあります

 

 

 

 

そんなおしゃべりの延長で、野菜や花をプレゼントしたり、逆に家庭菜園をしているご近所さんからもらうことも

 

 

 

個人商店までいかなくても、この母の庭を中心に人やモノの交流が生まれてるんですよね

 

 

 

この母の庭には特有の”磁場”があるようです。立地的なものもあるでしょうが、母がいなくても、人が立ち止まっておしゃべりするスポットになってます

 

 

 

ちなみにたくさんの人が通りますが、もちろん素通りする人もいます。母の磁場に惹かれる人だけが関わるようになっている

 

 

 

母はお金を回さずとも、自分の”場”でモノや人のエネルギーを回しているんですね

 

 

 

これって、自分ビジネスと一緒の考え方じゃないですか?

 

 

 

今の母の状況をビジネス的に考えると、次の一手に進んでもいいころでしょう

 

 

 

たとえば、家庭菜園で作った野菜を売るとか、料理教室を開いてみるとか。お金があるなら、近くの土地を買って広げるということもあり得るかもしれません

 

 

 

お金を回さずとも、ご近所さんを呼んで何かを一緒にする、っていうこともできます

 

 

 

でも母はそんなことを望んでいません。淡々と農作業をして、しんどくない範囲でエネルギーを回しています。それが母の幸せだから

 

 

 

もちろん、母が幸せなまま、拡大することも可能でしょうが、それは本人次第なので他人が口出しすることじゃない

 

 

 

ちなみに、最近ご近所さんでプランターで野菜を育て始めた人がいて、立ち話レベルですが簡単な指導をしてあげています。こないだ、うちでできた苗をプレゼントしてあげていました

 

 

これが母にとっての「無理のない拡大」ってやつなのかもしれません

 

 

 

 

 

家庭菜園だったら、「いい感じでやってるんですね」って微笑ましい感じがします

 

 

 

なのに、これがビジネスとなると「家庭菜園に慣れてきました。次はどうすればいいですか?」になっちゃう

 

 

 

家庭菜園だったら「そんなガっつかなくても。マイペースにやればいいじゃん」って言うでしょう

 

 

 

ちゃんと土台ができていて、ちゃんと日々愛情もって育てているのなら、次の一歩は勝手にやってくるし、自ら行動したくなるもの。やりたいことが思いつかないなら、それはまだ段階にきてないか、抵抗があるかのどちらか

 

 

 

それを第3者に相談して「次は土地を買ったらいいよ」とか無限にある選択肢の1つをアドバイスされて、「はい分かりました!」って、本当にその選択が本人の幸せなんでしょうか

 

 

 

あるビジネス相談者で、「ダンスを教えたいけど人が来ない」っていうのがありました。でもよくよく聞くと、彼女はダンスと関係ないことに興味があって、どっちがやりたいのかちょっと混乱しているようでした

 

 

 

これを家庭菜園に例えると、

 

 

 

「みんなにうちの花壇を見て楽しんでほしいんです!」っていう人に「じゃあどんな花を植えてるんですか?」って聞くと「いや、野菜しか植えてないんです…」みたいな感じ

 

 

 

こうやって書くと「それで花壇を見に来る人がいないなんて、当たり前じゃん!」って思うけど、ビジネスになるとこんな人ゴロゴロいますよね

 

 

 

 

わたしがビジネスコンサルのQ&Aを聞いていてイライラするのはここにあるのかなと思いました

 

 

 

HAPPY理論てそういう話じゃない。自分の好きなことを無理なくやっていって、抵抗が出てきたら外して、ということしていたら、望む方に進んでるって話じゃないですか

 

そもそも「拡大=良い」ですらない

 

 

 

なのにビジネスになると突然、それがなかったことになる

 

 

 

かくいうわたしもお金には興味があるし、そこへの思いこみはまだまだ外せてません💦おまゆう案件だったりして

 

 

 

これって結局、まだ「お金(ビジネス)」への信仰が強すぎるってことなんですよね。すべてはエネルギーであって、人間関係もお金も健康も(?)全部一緒だよって言ってるのに、「ゆうてもお金は別でしょ?」ってどこかで思ってる

 

 

 

ビジネスもお金も家庭菜園も一緒

 

 

 

それが本当の意味で腑に落ちれば、もっと楽になるだろうなあ、と思いました