2013年5月18日土曜日。品川区青物横丁商店街にある由緒正しい歴史あるお寺品川寺(ほんせんじ)。
その境内の様子が、いつもと“ちょっと”違ったようです。
そう。あいつらがやってきていたのです。
あいつら。
ついに5回目を迎えた品川マルシェ。「都会」と「田舎」をconnect!
するあいつら、greensmile(グリスマ)が、「都会」と「田舎」をつないで日本を元気にする交流の場として開催している定期的なイベント。
だから、儲けより、田舎の農家さんが大事に愛情込めて育てた野菜を通して、手渡す側も受け取る側も笑顔で交流できたらいいな、いや、しよう!
そんなマルシェなのです。
昨年開催した第1回から今年3月の第4回までは、青物横丁の法人会館前で開催していました。
記念すべき第5回は、品川寺の境内をお借りして、新たなスタートをきりました。
旧東海道に寄り添うように建つこのお寺の歴史は、あの、筆も誤る弘法大師空海が開山であると伝わる、非常に古い真言宗のお寺ですが、筆者が歴女ですし、語ると長くなるので、これ
にて、失礼。
興味のある方は、じっくり読んでみてください。
感じよくひさしを作ってくれる桜の木の下に、マルシェが設営されました。
今回の田舎あっちこっちのイイモノたちの顔ぶれは、以下のよう。
・いつもエース級の活躍をみせる 茨城闘魂ファームの有機野菜
・ここんところマニアの間で人気 愛知の元ちゃんの原木しいたけ
・完全有機栽培の安心でおいしいお茶 岐阜の茶農園のお茶
・40年前から有機農法を実直に続けている 岡山の有機野菜・玄米
・初参戦なのにじゃんじゃん売れた 群馬の手作り蒟蒻、ネギ、あきたこまち
・熟成に熟成を重ねの手づくり 青森熟成にんにく
・お母さんのてづくり限定品 阿部ちーちゃん母の手づくり寒麹
・作家さんのご厚意で並べさせていただいております 手作り一点ものおちょこ
今回も個性的な野菜ちゃん(野菜じゃないちゃんもあるけど)を取りそろえたマルシェとなりました。
どうだ先生!
かわいいスタッフが、昭和の香りぷんぷんのスタッフたちの中に加わってくれて、大活躍してくれました。
念願ののぼりも作りました(エロデザイナーもろたアニキ作)。
呼び込みスタッフも増強しました。プロ級です。
さて、たくさんの野菜を持ってきてくれた茨城闘魂ファーム。5月のマルシェの目玉は、「泥ネギ」。
この存在感。この太さ、きっと甘いんだろうなぁ。このまま、ガブっといっちゃいたい。
根っこから先端まで、余すことなく、食べていただきたい逸品です。
1本100円(閉店間際は2本100円)という特価のため、飛ぶように売れました。
もっちゃんは、今回ネギ専任のネギ売り芸人になっておりましたね。
特価と言えば、レタス。50円よ~ん。むふむふ。
今回のマルシェでも多くの出会いがありました。facebookを見て、買いに来てくれた若者。
たまたま、通りかかって買ってくれた地域のおばちゃん、じいちゃん。
そして何よりうれしかったのが、3月の開催以来、まだかまだかと待っていてくれた人たちが大勢いたこと。
「前、法人会館にいた人たちよね~、こんどここになったのね」とか
「待ってたわよー、次はいつくるの? 」とか、声をかけていただいたときは、胸が熱くなりました。
場所を変えて気づいたことがたくさんあって、こうやって、地道に「都会」と「田舎」をつなぐ活動を続けていきたいと、スタッフみんなで決意を新たにしました。
わたしたちgreensmileは、野菜を売るだけではありません。
東京都(島嶼部を除く)唯一の村、檜原村で、耕作放棄地を開墾し、種をまき、野菜を育てています。
去年は斜面の畑に鍬を入れ、汗をかき、筋肉痛になって、収穫物を猿に食べられながらも、自分たちで作ったものを自分たちで品川で売ったりもしました。
「農家の人が一生懸命作った作物を、畑を持たない都会の方にお届けしたい」
自分たちで耕して、そんなことをますます思うようになりました。品川マルシェで扱う野菜ちゃんは、温度管理されたハウスの中で、薬で虫を排除して、化学肥料で太らせて、キレイに育ったモデルのような野菜とは見てくれが違うかもしれませんが、どれもこれも語りつくせぬストーリーを持っています。
小さな活動かもしれませんが、本当にいいものを通じて、農家さんと食べる人をつなぐことができる場をこれからもつくって行きたいと思っています。
次回も、品川寺で開催することが決定しました。
青物横丁商店街のみなさま、品川寺の住職、どうもありがとうございます。
6月15日(土)、みなさまのご来店をお待ちしております
出品してくださる農家さんも、募集中です。ご興味のある方は、ぜひ、グリスマ
までご連絡ください。
今日も、(スタッフなのに)マルシェで(こっそり)買った野菜で食卓を飾ることに贅沢を感じている、黒川豆でした。
ぶひぶひ。