一旦ギリシャが譲歩を見せたことで、合意するのではという観測も高まりましたが、なかなか合意せずに昨日の緊急ユーロ圏財務相会合へと先延ばしになり、週末の取引を終えました![]()
すると、昨日の緊急ユーロ圏財務相会合が始まる前に、ギリシャのチプラス首相が7月5日に国民投票を実施すると表明し、昨日の緊急ユーロ圏財務相会合ではギリシャ側から、国民投票があるので1か月の支援延長要請がありましたが、拒否されて交渉決裂となってます![]()
よって、今月末で支援打ち切りが決定しました![]()
EUや債権団側がこれ以上譲歩しないことはもっと前から分かってたことだったので、さっさと国民投票しとけばよかったものを![]()
つうか、今年はスペインの総選挙も控えており、反緊縮派が勢いを増しているという風に言われておりますので、EU側がギリシャにあまりに譲歩しすぎると、スペインに対しても緊縮緩和を行わないといけないといけなくなるので、今回ばかりはギリシャばかり特別扱いできないというのがあったのではないかと![]()
まず、今後の展開として、ギリシャ議会にて国民投票は承認されましたが、次に大統領が承認しないといけないようで、大統領は慎重と伝えられております。
ただ、ここまでくると、国民投票をせざるを得ないと思われますが![]()
ってことで、7月5日の国民投票にばかり目が行きがちですが、まず今月末にIMFへの15億ユーロの返済を控えており、IMFは猶予期間は与えないと言っておりますので、ここが返済できなければデフォルトとなります![]()
そうなった場合、ECBがどう出るかってのも注目ですし、例え国民投票で緊縮策受け入れという結果になったにしても、再度交渉が再開するかは不透明であり、ギリシャのユーロ圏離脱も現実味が高まってきてるかと![]()
ユーロ圏財務相のデイセルブルム議長も、国民投票の結果、緊縮策受け入れとなった場合交渉を再開するかとの問いには、明言を避けておりますし![]()
週末の相場では、昨日のユーロ圏財務相会合で支援5か月延長の可能性があると伝わったこともあり、NY時間では堅調に推移しておりましたが、週末のこのドタバタ劇を受けて、週明けの市場がどう反応するか要注目かと![]()
楽観視されてたぶん、おそらく株価は急落で相場全体にリスク回避志向が強まるのではないかと思われますが![]()
ただし、第2のギリシャの可能性など飛び火懸念がそこまで高まらなければ、むしろギリシャという問題児がいなくなるということで、ユーロは堅調に推移するという考え方もできるかと![]()
とにかく、明日の市場の寄付き含めその後の反応には要注目でやんす![]()
では![]()
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