昨日の雇用統計後、フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁とシカゴ連銀のエバンス総裁の発言機会があり、以下のように発言されておりやす
・プロッサー総裁(タカ派)
現在雇用の伸び率は非常に安定しており、前向きだ。
縮小に着手するのが賢明だろう。
・エバンス総裁(ハト派)
QE縮小する時期に来ていると完全には確信していないとの立場を示したとのこと。
他の条件が同じならば、あと数か月の強い数字を見たい。だが、これは改善だ。
というように、タカ派の方は縮小に着手するのが賢明とのことであり、ハト派の方は慎重発言となっており、今月のFOMC前はタカ派の方は積極的発言とハト派の方は慎重発言となってくるのではないかと思われやす
ハト派よりの方が、今月のFOMCでの縮小に前向きな発言をするようであれば注目かと思われやす
ちなみに、今年のFOMCでの投票権は、エバンス総裁は持っておりやすが、プロッサー総裁は投票権を有しておりやせん
ただ、2014年になると、エバンス総裁が投票権を失い、プロッサー総裁が投票権を有することになりやす
この他にも2014年になると、ハト派よりのローゼングレン・ボストン連銀総裁、タカ派のジョージ・カンザスシティ連銀総裁、中立派(最近タカ派より)のブラード・セントルイス連銀総裁がFOMCでの投票権を失い、タカ派よりのフィッシャー・ダラス連銀総裁、コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁、中立派のピアナルト・クリーブランド連銀総裁が投票権を有することになりやす
それと、1月末でバーナンキFRB議長は任期満了となり、2月からはイエレン議長となりやす
ちなみに、イエレン議長の下での副議長ってだれなんでしょうねぇ
イエレン議長がハト派よりなので、ハト派よりの方がなるんでしょうかねぇ
んで、専門家の間では、依然として債務上限問題が解決してるであろう、3月のFOMCでのQE縮小開始の見方が多数となっており、今月の縮小開始を予想している方もおられやすが、少数派となっておりやす
個人的には、ブログに書いてきた通り今月のFOMCでQE縮小が高い確率で決定されると考えておりやす
今後のFRB関係者の発言には要注目かと思われやす
それと、雇用統計がよく、株価も大幅上昇となっておりやすので、地政学的リスクでも発生しない限りは当面上目線でよいと思われやす
ちょいと、103円が重い感じとなっておりやすが、週明けの日経平均大幅上昇を背景に、アジア時間で突破してくるのではないかと考えておりやす
問題は、QE縮小観測が現在よりも高まってきた場合に、株価がどう反応するかと株価変動を受けてのドル/円への影響度合いに注目かと思われす
今年の残りの最大イベントは次回FOMCでQE縮小が決定されるかどうかでやんす
決定されればドル高となるでしょうが、株価が急落した場合は、上値を抑えられたり反転してくる可能性もあり、株価動向も合わせてみておく必要があるかと思われやす
もし、見送られた場合、今月のFOMCでのQE縮小を見込んでるのが現時点では少数派ということもあり、それほどドル売り圧力は受けないのではないかと思われ、むしろ現状維持による株価急騰によりリスクオン地合いとなるのではないかと思われやす
要するに今月のFOMCでどちらの結果になっても、上昇してくるのではないかと思われ、来月上旬くらいまでは上目線でよいのではないかと思われやす
まぁ、仮にQE縮小が決定された場合でも、国債利回りや株価が急激な変動をしないように、タカ派色一色とならないように、ハト派色も交えた発表内容になるのではないかと考えてるんすけどねぇ
そんな感じで、雇用統計後の要人発言や専門家意見及び、中長期予測などでやんした~~
では、次はFOMC後にでも~~
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