『ごちそう探検隊』 赤瀬川原平
「グルメ」を何ととるか。
幸せな食いしん坊ととる。
一生の間に、食事をとる回数って何回だろう。
誰と一緒に食べるだろう。
何を口にするだろう?
おいしい食事を食べれる人は、
「おいしい」って、幸せに思える人は、
ほんとうに幸せなんだと思う。
もう亡くなってしまった私のおじいちゃんは、
最後まで、食事をバクバクと、「おいしい、おいしい」と口に頬張って、
おいしそうに食べていました。
すごく幸せそうな表情で。
そんなおじいちゃんと一緒の食卓を囲んで食べるご飯は、
やはり私にとってもすごくおいしい食事なのでした。
そんなことを思い出しました。
おいしいものの描写の入っている文章が多いけど、
「うまさ」を表現するのって、本当にむずかしい。
「おいしい」と感じるときは、舌はもちろん、
もっと目とか鼻とか手ろか、そんなところが総動員して、
「うまい」って言っていると思うから。
