理解

おとなの小論文教室。Ⅱ
「ほぼ日刊イトイ新聞」の人気コラム。

15Pの、「生きる実感」という章を立ち読みしたとき、
買うことを決めました。

いつもは

「いいかなー」と思っても

買うかどうか、

結構長いこと立ち読みしたり、

まよったり、

「また今度」にしたりして、
じっくり選ぶ僕だけれど

「生きる実感」の章は
まさに

今の僕が読むべき文章だった。
文章に呼ばれた気がしました。



それは僕が著者と同じく
フリーランスの仕事をしているからかもしれないし

今の僕は
生きることが苦しくてたまらないということを

それでもなんとかして生きていかなければいけないということを

今の僕は
人とうまくやっていけないことを

それでも人を避けては生きられないということを

そういうことを
ウジウジと悩み続けている人間だからだろう

と思います。


そしてそんな弱い自分を発見するたび

それをまた自分でも情けなく思っている、

どうしてもっとさらりと生きられないのかと
自分に対して腹を立てている、

それにこの、人一倍傷つきやすい性格が
もう自分でもうんざりしている、


いつもいつも、
「もうかんべんしてくれ」、
「少しは楽に生きられるようにしてくれ」って

神にすがるような思いで

(もちろんそんな考えは
なるべく人に悟られないよう気をつけながら)

毎日をなんとかやりすごしている

そんな今の僕だからこそ
ひきつけられた文章だったのだと思います。

そんな自分の

人にはいえない

暗い暗い部分に

ちゃんと向き合う力をくれた本。


著者の山田ズーニーさんに感謝しています。