体罰:大阪市教委が調査へ 5月中にも(毎日新聞記事) | 今井アツシオフィシャルブログボクラノミライPowered by Ameba

体罰:大阪市教委が調査へ 5月中にも(毎日新聞記事)

先日ブログとフェイスブックに書いた
体罰問題の新聞記事です。

http://mainichi.jp/articles/20160508/k00/00m/040/107000c

記事の内容をまとめますね。

①桜宮高校の生徒が自殺した件を受けて、
 市教委は体罰対策を強化した

②結果として体罰の認知件数は12年度502
 件~15年度78件まで減少。体罰に当たる
 か件数を精査している。

③今年の2学期に再度実態調査を行う方針
 だった。

④ある市立中のソフトボール部顧問が14年
 夏頃から1年半以上に渡り9人の女子部員
 全員に63回の体罰を繰り返した。

⑤調査を前倒しにする方針を決定。
 (5月中にも実施か)

ということなのですが、この記事の中で
②の指標は体罰防止対策の効果の実態を
反映した数字ではないという認識を持つ
ことも重要だと思います。

どんな調査をしたのか、今一度確認をし
なければなりませんが、あくまで「認知」
件数だからです。

現場が気づいた件数。教委に報告が上がっ
た件数だからです。それがどこまで実態を
反映した数字なのか、取り組みの効果を
表すのに適切な数字なのか、精査が必要
だと思いました。

また、この記事の中で一番重要なのが、
吉村市長のコメントだと僕は思いました。

「体罰や暴力は絶対に許さないと徹底す
ることが大事。学校は最も安全な場所で
なければならない」

吉村市長の教育にかける思い、思想が伝
わってくる言葉ですね。

吉村市長は弁護士でもあり、経営者でも
あるので「リスク管理」に対する認識は
人一倍持っている方です。

橋下前市長も弁護士でもあり、経営者で
もあり、「マネジメント」の概念を大阪
市の行政組織に幅広く浸透させてきた経
緯があります。

橋下前市長から吉村現市長への流れの中
で、こういった経営感覚を持った市政は
受け継がれています。

学校の「リスクマネジメント」を今一度
見直し、徹底させていく仕組みづくりが
求められていると改めて感じましたし、
この市政継承の流れの中だからこそ、場
当たり的な対応ではなく、問題の本質・
根本を捉えた制度が構築されていくので
はないかと考えています。

「学校は最も安全な場所でなければない。」
と僕も思います。