上善は水の若し | 今井アツシオフィシャルブログボクラノミライPowered by Ameba

上善は水の若し

安保法制や国会の動きが様々ありますが、私は一地方議員。
直接的にそのような話題に対して個人の意見を申し上げることは差し控えたいと思います。

僕が、心の赴くままに日々の出来事の中で学んだこと、考えたことを発信することで、政治や行政に強い関心のある人以外にも何かのヒントになるようなことがお伝えできれば理想的だなとも考えています。

上善は水の若し。水は善く万物を利して争わず、
衆人の悪む所に処る、故に道に畿し。

(最上の善なるあり方は水のようなものだ。水は、あらゆる物に恵みを与えながら、争うことがなく、誰もがみな厭だと思う低いところに落ち着く。だから道に近いのだ。)
-NHKテキストビュー参照-

最近ですが、学生時代からお世話になっている愛知県の空手道場の30周年記念行事に参加してきました。

市会議員になってからは、稽古や行事に顔を出せる機会がなかったにもかかわらず、選挙の時にはポスター貼りのお手伝いに来てくださったり、折に触れて電話をしてくださったりしていました。

行事では、5年ぶり、6年ぶりに会う子供たちもいて、指導していた当時は小学生や中学生だったのが、今や高校生や大学生になり、時の流れを感じましたが、みんな素直に育っていてくれて、とても嬉しかったです。

しばらく、顔を出していなかったのですが、皆さん家族のように迎え入れてくれて、大変暖かい気持ちになりました。

そして、久しぶりに激しい運動をして、全身が筋肉痛になったのはいうまでもありません(笑)

でも、体に染み付いた空手の技術や頭と心の使い方は、簡単には無くならない物だということも体感しました。

基礎体力は学生時代よりも遥かに衰えているのは確かなのですが、身につけた技は体力ほどには衰えていないことに自分自身驚きました。

学生時代に空手に打ち込んだ経験は僕を支える基礎になっていることは間違いないです。

スポーツとしての空手、格闘技としての空手、武道としての空手。人それぞれ捉え方が違うかと思います。

僕にとっての空手は武道であり、生き方だと捉えていました。

お世話になった会長は、30年間道場を継続させ、並々ならぬ努力のもと、技術体系も進化させてきました。

常に創意・工夫・努力を怠らず、様々な規制や常識という壁を乗り越える姿に尊敬と憧れの念を今尚抱いています。

業界の中での軋轢や目にかけていた弟子たちの裏切りなど様々な困難を乗り越えて30年の節目を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。

どの世界でもトップの苦労は下の者には見えないものですね。

志と野心を履き違えることなく、人生を歩んでいきたいと思います。

上善は水の若し