桜宮高校視察

今日は本会議の後、桜宮高校の視察に行ってきました。

校長先生、教頭先生に学校の様子をヒアリングし、

施設を見せていただきました。

桜宮高校の体育関連施設は、全国でも類を見ないほどの高水準だと思います。

本当に素晴らしい環境が提供されていると思います。

すれ違う生徒たちも皆、挨拶をしてくれます。

今、必要なのは、桜宮高校を全否定することではありません。

様々な問題はもちろんありますが、いい部分も見つめ直し、

歪んでいた部分を正して、桜宮高校の再生のために、

全ての関係者が考えることだと思います。

失われたものは帰ってきません。

自ら命を絶った生徒、学校の信用、学校への誇り・・・。

たくさんの物が失われました。

失うきっかけを作ったのは、

これまで長い時間をかけて蓄積された歪みです。

体育科の看板を掲げ、強豪クラブを作り上げ、

いつの間にか、強豪であり続けることが当たり前のように

思われるようになったのではないでしょうか。

学校にも生徒にも教員にもかかる無言のプレッシャーが

歪みを大きくしていったように思います。

素晴らしい学校へと再生していく可能性は十分あると思います。

在校生・教員が事件を冷静に見つめ直し、再生に向けて前向きに、

気持ちを向けていくことが一番大切です。

今は、メディア対応、苦情への対応、調査への対応・・・。

対応に追われ、冷静さを保つのが難しい状況にあると思います。

桜宮高校の件に関しては、たくさんの方が関心を持っておられます。

批判すること、叩くことは簡単です。

でも、今必要なのはそんなことではありません。

学校とは何か、教育とは何か、教員の役割は何か、教育委員会の役割は何か・・・。

根本的な問いを見つめ直す必要があります。

明日は１３時から文教経済委員会が開催されます。

テーマは「教育振興基本計画改訂素案について」ですが、

各派、桜宮高校についても、触れるそうです。

明日も一日がんばります。