特別会計とは・・・
昨日の議会の待ち時間、そして、本日も財政について勉強していました。
ちょっとだけ紹介します。
市民の皆さん、一般会計と特別会計の違いってわかりますか?
H24年度予算は一般会計が約1兆5千億円、特別会計が約2兆1千億になっています。
H23年度予算よりも合計で7.7%減となっていますが、この中には、一時凍結のものや、暫定的に4ヶ月分だけ計上されているものもあるので、夏の本格予算ではもう少し膨らむかもしれません。
(単位:百万円、%)会計名 24年度当初 23年度当初 増△減 伸び率
一般会計 1,516,346 1,720,550 △ 204,204 △ 11.9
特別会計 2,114,953 2,214,853 △ 99,900 △ 4.5
合計 3,631,299 3,935,403 △ 304,104 △ 7.7
よく、国の財政では、母屋でおかゆ、離れですきやきといった表現がされる特別会計ですが、一体何に使われているのか・・・。
まずは、大阪市の財政用語集から引用してみます。
「特別会計
一般会計に対し、特定の歳入歳出を一般の歳入歳出と区分して別個に処理するための会計です。大阪市では、23年4月1日現在、10の政令等特別会計と3つの準公営企業会計と5つの公営企業会計、各会計の公債関係の歳入・歳出を一括経理する公債費会計の計19会計があります。」
「10の政令等特別会計」
① 食肉市場事業会計
②市街地再開発事業会計
③駐車場事業会計
④土地先行取得事業会計
⑤母子寡婦福祉貸付資金会計
⑥国民健康保険事業会計
⑦心身障害者扶養共済事業会計
⑧老人保健医療事業会計
⑨介護保険事業会計
⑩後期高齢者医療事業会計
3つの準公営企業会計
①下水道事業
②中央卸売市場
③港営事業会計
5つの公営企業会計
①自動車運送事業会計
②高速鉄道事業会計
③水道事業会計
④工業用水道事業会計
⑤市民病院事業会計
公債費会計
合計19会計
特別会計はこういった仕組みになっています。
資料の片山こと、片山一歩議員に資料を借りて平成22年度の特別会計の歳出を積み上げてみました。すると・・・。2兆1180億5296万6956円になりました。個人的な試算なので、積み残しがあるかもしれませんが、大体予算規模と合致していました。
それぞれの資料は大阪市のHPで見ることができる(多分)と思います。
こうやって少しずつ用語の解説をブログに載せてみようと思います。
自分の復習にもなるし、市民の皆さんが市の財政を理解する一助になればいいかなと思います。まずは大きな枠で物事を捉える。(一般会計・特別会計)
次に、各部局や各会計。
そして、事業ごとの予算。
そういった段階で、もう一度復習してみます。
もし、データや解釈が間違っていたら遠慮なく指摘してくださいね。
次回は一般会計と普通会計を紹介します。