「教育基本条例」早期制定を求める緊急集会 | 今井アツシオフィシャルブログボクラノミライPowered by Ameba

「教育基本条例」早期制定を求める緊急集会

「教育基本条例」早期制定を求める緊急集会に参加してきました。

講師に親学の高橋史朗先生を招いての講演会とパネルディスカッションが行われ、府会・市会議員が多数参加し、一般の方と教育関係者を交えての会となりました。


高橋先生の公演では、勉強になる点がいくつもありました。

・OECDの目指す学力は「人生を切り開き社会参加する力」だそうで、日本の単なる学力テストの学力とは意味が違う。

・首長と教育委員の意見交換は全くないという自治体が約半数。年一回が42%。92%は年一回未満の打ち合わせしかしていない。定例会に傍聴者が居ない自治体が7割。議事録公開無しが半数以上。会議の回数は平均月2回。

・家庭教育について、フランス、イギリス、アメリカなどは法律で保護者の罰則規定が定められている。

・子どもの幸福度調査、15歳へのアンケートで孤独を感じると答えた数が日本はダントツでトップ。

・体験活動が多い子ほど、自律的な生活習慣を身につけていて、自尊感情が高い傾向がある。

・全体の一割五分は「気になる子」(発達障害様の行動を取る子)になってきている。たち歩きや注意散慢な子が増えている。クラスにこれだけいると、教師の指導力の限界を超えている。

・維新の会で師範塾、教師塾を作って欲しい。

など様々な論点でお話をされていました。


特に、教育委員会制度は形骸化しているということを改めて感じさせられました。月二回の会議、年一回の現場視察では権限も責任もあったもんじゃありません。


何でもかんでも国際基準・グローバル化がいいとは思いませんが、実際問題として、これからの子どもたちはグローバル社会で生き抜いていかなければなりません。


保護者・教師・行政・地域・政治家、それぞれの立場、それぞれの思惑があるかもしれませんが、子ども達を中心に考え、将来子どもたちが自立した生活をしていけること、そして、一人一人が夢を追いかけられるような力をつけること。それが教育にとって一番大切なことだと思います。


現場の先生達からは組合の実際のお話をしていただきました。

組合の方たちにとっては何が一番大切なんでしょうか。教師になったからには子どもたちの幸せを一番に考えて欲しいと思います。もうちょっと、いい意味で大人が大人にならなければいけないのではないでしょうか。