粋と野暮 | 今井アツシオフィシャルブログボクラノミライPowered by Ameba

粋と野暮

夜は、みんなの党の忘年会に参加してきました。
渡辺喜美代表もこられ、いろいろと含蓄のあるお話をしてくださいました。

「日本人の価値観の根底には、
「短期的な無限の執着と、長期的な無限の諦め」
がある。
これを称して「粋」という。

「短期的な無限の執着」
だけの奴を「野暮」というんだ」

生きていく上で「執着」言い換えるならば「煩悩」は必要なものだと思います。
しかし、「煩悩」に飲み込まれてしまえば、バランスを失い転落してしまいます。
この話を聞きながら、「長期的な無限の諦め」はズバリ「ニヒリズム」だと思いました。
ニーチェはこの世は無意味であるということを受け入れて、それを乗り越えていくのが「超人」だと説きました。ニヒリズムにも諦めて終わる弱いニヒリズムとそれを乗り越える強いニヒリズムがあるそうです。

諦めからスタートするのか、執着からスタートするのか入口は違ってもゴールは同じように思いました。双方の理想的なバランスが「粋」という概念につながるのではないでしょうか。

渡辺代表は博学で、非常に広い視野で物事を考える方です。
気さくにざっくばらんに我々に話しかけてくれます。
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帝国ホテルにて、渡辺代表とツーショットです。

渡辺代表が地方自治法の改革案を官僚に見せたところ、
「国家統治に穴があきます」
と必死に抵抗されたそうです。
地方分権がすすめば進むほど、「官僚による」国家統治に穴が飽きます。
大阪維新の会とみんなの党はそこに風穴をあけるために戦っています。

明日は橋下新市長の登庁セレモニーです。
新しい大阪の歴史の幕開けです。