気がつけば朝に・・・ | 今井アツシオフィシャルブログボクラノミライPowered by Ameba

気がつけば朝に・・・

児童放課後施策の件について、ciniiで論文検索し、論文を読みあさっていました。
オープンアクセスの論文だけでもかなりの数がありました。20本位に目を通しました。

そして、大阪市のHPに載っている児童放課後施策の資料を全部読みました。
結論としては、やっぱりニーズに立ち返るべきだということです。
理想や利害に振り回され、根本が見えなくなってはいけません。

保護者のニーズは、子どもを預ける必要があるときに預かってもらえる場所が欲しい(共働きも家庭も、片親家庭も、専業主婦家庭も全部そうだと思います)ということだと思います。

学力向上を願うならば、塾に通わせたり、教材を買ったり、時間があるときに勉強を見てあげる。運動能力を向上させたければ、スポーツクラブに入れる。ピアノが弾けるようになりたければ習わせる。こういったプラスアルファと児童放課後施策は別問題だと思います。

安定した家庭環境が子どもの心の安定につながります。子どもの心の安定は落ち着いた授業につながります。落ち着いた授業が学力向上につながります。どんなに素晴らしい授業をしても、どんなに素晴らしい学習メソッドを使っても、子どもの心がそこに向いていなければ本末転倒です。

生活するだけで精一杯という人たちも増えています。如何に子育ての負担を軽減するか、それが保護者の一番のニーズではないでしょうか。

本当の遊びや学びは子ども自らが創り出していくものです。それこそが正に生きる力でしょう。
遊びの部分まで大人が干渉し、子どもの自主性と創造力を奪ってはいけません。
子どもは適切な場所と時間と道具があれば、遊びも学びも作り出しますよ。
「大人にあれこれ言われずに自分でやりたい」それが、子どもたちのニーズだと思います。

小学校3年生の担任をやったときの「モチモチの木」のまとめ学習が正にそれでした。
ゴールを考えさせ、方法を考えさせて、後はそっと見守る。
子どもたちだけでやったとは思えないほどのできになりました。
大人が手を加えればもっと見栄えは良くなったかもしれませんけど、全部自分たちでやったということが自信になり、その子達の血となり肉となります。

保護者と子どものニーズを満たしうる児童放課後施策の方向性を考えつきました。
これをしばらく思考実験します。予算と制度を詰めて、まずは会派にプレゼンできるように頑張ります。

今日は朝から幼稚園の視察に行ってきます。
今日も燃えてます!!