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 2016年度第1回の英検1級から,採点基準が変更になりました。

 「1次試験で,何問とれていれば1次試験合格のめどが立つか」ということについてですが,現在は,R(語彙を含むリーディング),L(リスニング),W(ライティング)がそれぞれ同じ重みです。

 実際にはWが何点かということが大事なのですが,ここでは,RとLだけについて書きます。

 Rは全部で41問なので,1問の重みは1/41です。

 それに対して,Lは全部で27問なので,1問の重みは1/27です。

 つまり,「10問落とした」といっても,Rであれば31/41で76%,Lであれば17/27なので,63%となります。

 Rで10問落としても合格圏内なのでしょうが,Lで10問落とすと,よほど他のパートでいい点数を取らないと合格できません。

 そのため,「LとRの合計点が何点ならば1次試験合格のめどが立つか」ということには意味がありません。

 そして,Rの1問の重みは1/41で,Lの1問の重みは1/27なので,Lの方が1問の重みがあります。

 そこで重み補正をして,Rはそのままで,Lは1.52倍をして,それらの合計点を出すと,ある程度のめどが立つと思います。

 R + 1.52 x L
です。

 1.52というのは,41/27=1.5185の,小数点以下3桁目を四捨五入したものです。

 私の2016年度第3回で計算すると,

 27 + 1.52 x 21 = 58.92    で,約59となります。

 私のデータだけではどうにもなりませんね。また,合格発表前のデータでは意味がありません。たくさんの人の過去のデータを分析すれば,何点ぐらいで合格のめどが立つかが分かると思います。