雑誌のオンライン版の記事で,「海外駐在で苦労するTOEIC高得点の特徴」というものを読みました。

 

https://president.jp/articles/-/28439

 

 「日本の学校で教わる英語」と「TOEIC」はいつも悪者にされてしまいます。

 

 「文法中心の日本の英語教育が間違いだ」

 

 「TOEICで高得点をとっても役に立たない」

 

という記事を,よくみかけます。

 

 この記事も,後者の記事です。

 

 こういう記事は,残念ですが,有害だと私は思います。

 

 日本の中学生・高校生が,「文法中心の日本の英語教育は間違っているんだ」という,誤った認識をもってしまい,日本の英語教育をまじめに受けなくなってしまったらどうするのか,大学生や若手のビジネスパーソンが「TOEICで高得点をとっても意味がないんだ」という,誤った認識を持ってしまい,TOEICで高得点を狙わなくなってしまったらどうするのか,ということを,そろそろまじめに考えた方がいいと思います。

 

1 英文法について

 

 英文法を重視しているのは日本人だけではありません。

 

 イギリスBBCのlearning Englishの中に,「grammar」というセクションがあります。

http://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/ 

 

 また,アメリカVOAのlearning Englishの中にも,「Everyday Grammar」というセクションがあります。

https://learningenglish.voanews.com/

 

 イギリスの公共放送も,アメリカの公共放送も,「英語非ネイティブの英語学習には英文法の学習が必要」と考えています

 

 また,日本人にとっては,特に英文法が必要です。

 

 それは,日本語と英語がまったく違う言葉だからです。

 

 フランス語やスペイン語など,英語と似た言葉の話者であれば,単語を一語一語,逐語変換しただけで意味が通じることもあると思います。また,母国語の語感で適当に話せば英語が通じることもあると思います。

 

 でも, 日本語と英語はまったく違います。日本語を一語一語英語に変換してもまったく意味をなしませんし,日本語の語感で英語を話してもまったく意味をなしません

 

 「逐語変換は不可能」です。また,「語感は共通していない」んです。だとしたら,単語を羅列することでは用をなしません。日本語の語感で英語を書いたり読んだりすることはできません。日本語と英語の間に,それを使いこなすための何か道具が必要です。それが英文法です

 

 そのため,日本人にとって,英文法は特に大事です。英文法の学習なしに,日本人が英語を使いこなすことは不可能です。

 

 前から書いているとおり,日本の英語学習の問題点は,リスニングやスピーキングに力を入れようとしていることです

 

 学校英語は文法中心でいいと思います。ただし,今まで以上に,ライティングに力を入れるべきです。

 

 リスニングは,1か月か2か月,英語を聞きまくれば能力は上がります。リスニングを学校でやる必要はありません。また,ライティングのスキルがあればスピーキングはできます。スピーキングを学校でやる必要はありません

 

2 TOEIC

 

 「TOEICなんて日本人と韓国人しか受検していない。何の意味もない。」

 

という意見もよくネットで見ます。

 

 私は韓国語は勉強したことはありませんが,日本語とよく似ており,一語一語,逐語訳するだけで意味が通じると聞いたことがあります。

 

 日本人にとって(おそらく韓国人にとっても),TOEICは極めて有益です。

 

 使用されている単語が,7000語~8000語という限られた語数であること,そのような限られた語数で,ほぼナチュラルスピードのリスニングと,時間内に読み切ることが困難なほどの量のリーディングのテストが行われます。

 

 これにより,今までの日本人の英語学習ががらっと変わりました。

 

 今までは,「難しい単語を知っているのが偉いんだ」「複雑な構文を読み解く能力があるのが偉いんだ」とばかりに,難解な単語,難解な構文にチャレンジする日本人が多かったわけです。

 

 それが,TOEIC出現後は,「簡単な英語でほぼナチュラルスピードのダイアログを聞き取る」「簡単な英語のドキュメントをでネイティブ並みのスピードで速読する」ということに価値を持つようになったわけです。

 

 前者(難解な単語・難解な構文)と後者(簡単な英語をナチュラルスピード)で,どちらがいいかというと,後者なわけです。もちろん,後者をマスターした後に前者にチャレンジするのはいいと思います。

 

 フランス語とかスペイン語とか,英語に似た言語の話者にとって,ほぼナチュラルスピードで英語を聞き取ったり読んだりすることは大したことではないと思います。

 

 でも,日本語という,英語とはまったく異なった言語の話者である日本人にとっては,それができませんでした。それがTOEICによって可能になったわけです。

 

 TOEICは,「簡単な英語でほぼナチュラルスピードのダイアログを聞き取る」「簡単な英語のドキュメントをでネイティブ並みのスピードで速読する」という,日本人の英語学習者にとって一番大事な汎用的なスキルを身につけることができます。

 

 しかもほとんどお金がかかりません。公式問題集や非公式の模擬問題集を10冊や20冊解きまくるだけです。

 

 その上,時間もかかりません。毎日残業続きのビジネスパーソンでも,子育てに追われている人でも,1時間の時間があれば勉強できますし,極端な話,リスニングセクションのCDのデータを携帯プレーヤーに入れて歩きながら聞いたりカーステに入れて車の運転をしながら聞くだけでもリスニング能力は上がります。

 

3 まとめ

 

 以上のとおり,フランス人やスペイン人はともかく,日本人は,文法中心の学校英語を勉強しない限り,英語はできるようになりません

 

 また,学校英語を終えた大学生や若手のビジネスパーソンは,TOEICの高得点を狙い,「簡単な英語でほぼナチュラルスピードのダイアログを聞き取る」「簡単な英語のドキュメントをでネイティブ並みのスピードで速読する」という,日本人の英語学習者にとって一番大事な汎用的なスキルを身につけることが大事です。

 

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 昨年はたくさんの方にこのブログを見ていただきました。

 

 ありがとうございました。

 

 今年も英語学習者の方のお役に立てるような記事を書きたいと思います。

 

 年始早々は英語とは関係ない話です。

 

 2018年12月29日の,帰省ラッシュで超激混みの,東海道新幹線東京駅のホームの動画を見つけました。

 

 年末年始気分が味わえるのではないかと思います。

 

 

 それにしても予想をはるかに越えるすごい混雑ですね。これならば遠出をしないで,いつもより空いている東京にいた方がいいような気がします。帰省をするなら,1月12日から14日の3連休を使った方がいいんじゃないかと思います。

 

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 たまには雑談です。

 

 世間はクリスマスです。

 

 youtubeを見ていたら,クリスマス気分が味わえる動画を見つけました。

 

 ANAの社員さんたちのオーケストラが羽田空港国際線ターミナルで,2018年12月23日に行ったクリスマスコンサートの動画です。

 

 

 

 本職のミュージシャンではないかと思うぐらいすばらしい演奏です。

 

 特に37分ころからのanother sky (葉加瀬太郎さんの作曲で,ANAの機内で流れる音楽です)はすばらしいですね。

 

 ANAの創立50周年記念で作曲されたanother sky を,ANAの社員さんたちがこんなに立派に演奏しているのは,見ていて感動します。

 

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 日本人が英語を勉強する際には,壁にぶつかります。

 

 いろいろ壁はあると思いますが,大きなものは3つです。

 

 1つ目は,日本語と英語の違いです。

 

 例えば,日本語では語順はどうてもいいのに対し,英語では語順が大事です。

 

 「飼い犬が泥棒にかみついた」でも,

 

 「泥棒に飼い犬がかみついた」でも,意味は同じです。

 

 でも,

 The dog bit the thief.

 

 The thief bit the dog.

では,意味が違います。

 

 それ以外にも,ものすごく多くの違いが,日本語と英語にはあります。

 

 日本人にとって,その違いを克服するのにはとても時間と手間がかかります。

 

 この1つ目の壁を克服したと言えるのは,英検2級,TOEICで言えば600点ぐらいだと思います。

 

 どこかの県で,英語に重点を置いた県立高校があって,その目標が,卒業までに英検準2級をとること,というニュースを読んだことがあります。

 

 残念ですが,英検準2級では,英語と日本語の違いを習得したとは言えません。

 

 英検2級,TOEIC600まで到達すれば,最初の壁は突破したという感じです。

 

 ここまで到達すれば,英語というものがどういうものかはわかります。まだまだコミュニケーションはとれませんが,英語で最低限のことはできるようになります。

 

 逆に言えば,このレベルまで到達しなければ,何もできません。

 

 話す時や書く時は単語を並べるだけ,聞く時や読む時はいくつかの単語から意味を推測するだけです。 

 

 要するに,英検2級を取れなければ,英語はブロークンのままということです。

 

 英検2級だと,

 I had my purse stolen.

 

 I got myself burned.

 

といった英文を理解することができ,書くこともできます。大学受験の時に嫌というほど教わった事項です。なぜ嫌というほど教わるかというと,日本語と英語で文の構造が全然違うからです。

 

 

 2つ目は,日本語を介在しないで英語を英語のまま理解する壁です。

 

 これは何回か,このブログで取り上げたことがあると思います。

https://ameblo.jp/imahitotsu-english/entry-12406822865.html

 

https://ameblo.jp/imahitotsu-english/entry-12411498412.html

 

 英検準1級に合格して,TOEIC860もとることができました,ということになれば,この壁を越えた,と言えます。

 

 このレベルに到達すれば英語でコミュニケーションを取ることができます。

 

 逆に言えば,このレベルに達しなければ,英語は使えるレベルには達していません。

 

 英検2級合格は,ブロークンを脱したというレベルで,実用レベルには達していませんが,英検準1級合格でTOEIC860になれば,実用レベルに達したと言えると思います。

 

 ノンネイティブとしては,このレベルで一応満足と言えると思います。

 

 3つ目の壁は,明日,書こうと思います。

 

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 先日の記事

 

https://ameblo.jp/imahitotsu-english/entry-12417743472.html

 

の続きです。

 

 認識語彙と比べて運用語彙が著しく少ない,ということを書きました。

 

 英検1級合格者の語彙力は,1万~1万5000語,と言われますが,それは認識語彙です。

 

 私は1万5000語にはほど遠いと思いますが,1万~1万2000語ぐらいの認識語彙はあると思います。

 

 では,運用語彙はというと,半分もないと思います。4000語か5000語ぐらはいではないかと思います。

 

 しかも,この1年ぐらいで,かなり増やした結果,ようやくそのレベルになったということです。

 

 前に書いたとおり,英検1級2次試験対策で,パス単の英検準1級だけでなく,英検2級まで買いました。そしてひたすら,和→英で,ぱっと単語が出てくるかどうか,トレーニングしました。

https://ameblo.jp/imahitotsu-english/entry-12392549064.html

 

 その結果,英検1級2次試験に合格できましたし,英語が話せるようになったと思います。

 

3 3つ目

 

 3つ目は,コロケーションです。

 

 日本の英語教育は,読み書きに重点をおいていると言いながら,実際には読むことに重点をおいているので,コロケーションがおろそかになっています。

 

 次の日本語を英語にしなさい,と言われて,いくつできるでしょうか

 

① 電話をかける

 

② 電話に出る

 

③ ○○さんに代わりますね

 

④ このまま切らずにお待ち下さい

 

⑤ 電話を切る

 

 ④と⑤はTOEICに出ますので,すぐに分かったという人も多いかもしれません。

 

 英語を読むことも大事ですが,コロケーションが分からないと,英語を書いたり話したりすることはなかなか難しいです。

 

 前にも書いたとおり,英検1級合格後に私がやっている勉強は,コロケーション辞典を最初から最後まで通読することです。

 

https://ameblo.jp/imahitotsu-english/entry-12397277474.html

 

 この辞書は,高校生から英検1級合格者まで使うことができる,優れものだと思います。

 

4 まとめ

 

 前にも書いたとおり,「英語が書けるようになること」が,今の日本人にとっては一番大事です。

 

https://ameblo.jp/imahitotsu-english/entry-12415303881.html

 

 そのため,読み書きの2技能重視と言いながら,読むという1技能に重点をおいている現状から,書くことの1技能に重点をおくようにシフトしなければいけません。

 

 それなのに,「現状の読み書きの2技能重点から,読み書き,聞く話すの4技能にシフトする」というのが,最近の流れです。

 

 運用語彙を増やして,コロケーションを覚えて,書けるようになれば,自然に話すことができるようになります。

 

 英検やTOEICの勉強をすればリスニングは自然にできるようになります。リスニングは4技能の中では一番簡単な技能なので,わざわざ学校で時間をかけてやるような必要はなく,必要性を感じる人だけが自分でやればできます。リスニングは受け身の勉強なので,独学に一番適しています。

 

 「書くこと」の「1技能にシフト」しなければいけないのに,「4技能にシフト」という,「書くこと」について割く時間と労力を現状よりもさらに減らしてしまうということは,180度間違った政策だと思います。「4技能のうち,1つもまともにできない」という日本人を増やしてしまうだけです。

 

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 日本人が英語を書けない・話せない原因は,以下の3つです。

 

1 1つ目

 

 1つめは,これまで書いたとおり,英文法を使わないことです。

https://ameblo.jp/imahitotsu-english/entry-12416580608.html

 

https://ameblo.jp/imahitotsu-english/entry-12416963748.html

 

 英語が思いつかない,という時には,

 

 「主語は何?」

 「動詞は何?」

 「肯定文・疑問文・否定文のどれ?」

 

とテンプレをたどっていけば,英文は自然に出てきます。

 

 英文法はテンプレです。せっかくテンプレがあるのだから,テンプレを使いましょう。

 

2 2つ目

 

 2つ目は,認識語彙と比較して,運用語彙が著しく少ないことです。

 

 認識語彙というのは,「聞けばわかる,読めば分かる」という語彙です。

 

 運用語彙というのは,「ゼロから思いついて,使いこなすことができる語彙」です。

 

 次の英作文を考えていただけるとおわかりいただけると思います。

 

 彼が私のパソコンの設定を変えちゃったよ。

 

 「設定」が分からない人が多いと思います。

 

 大学受験では出できませんし,パス単の英検2級・準1級・1級にも出てこないと思います。

 

 日本人で,「設定」の英単語が出てくる人は,10%はいないでしょうね。5%もいないかもしれません。

 

 で,次の英文を日本語にしなさい,という問題です。

 

 He has changed the settings of my PC.

 

 彼が私のPCのセッティングを変えちゃった? パソコンのセッティング? 設定か!

 

と思いつく人は多いと思います。おそらく日本人の半分以上は,この英文を理解することができると思います。

 

 なので,ざっくりですが,認識語彙と運用語彙は,

 

 ある1つの英単語について,英→和なら50%以上の日本人はわかるが,和→英なら5%以下の日本人しか分からない

 

というぐらいに,著しい差があります。

 

 もっと簡単に,単語だけで見ていくと,

 

 大統領,を英語で言ってください。

 

 日本人で言えるのは25%ぐらいではないでしょうか。

 

 president プレジデントを日本語にして下さい

 

 日本人で言えるのは75%ぐらいではないでしょうか。

 

 皇帝,を英語で言って下さい。

 

 日本人で言えるのは,2%ぐらいでしょうか。

 

 emperor エンペラーを日本語にして下さい。

 

 日本人で言えるのは50%ぐらいではないでしょうか。

 

 このように,認識語彙と運用語彙に,著しい違いがあります。

 

 ちなみに,presidentをフランス語にしてください,というと

 

 président

 

 ドイツ語では,

 

 präsident

 

 スペイン語では

 

 presidente 

 

なので,簡単すぎて問題になりません。(上記はグーグル翻訳で翻訳しているだけで,私がこれらの言語を習得しているわけではありません)

 

 時々,「アメリカの現地の英語学校では,中南米から来た生徒は間違えを恐れないでべらべらしゃべるから短時間で英語をマスターできるのに,日本人は文法で考え込んじゃってしゃべらないから上達が遅い。日本人も,もっとどんどんしゃべればいいのに。」みたいな記事を見つけますが,それは違うと思います。

 

 日本人は単語を思いつかないだけです。文法で考え込んでいるのではありません。スペイン語を母国語とする人が英語をすぐにマスターできるのは,スペイン語と英語でそっくりの単語が多く,単語をすぐに思いつくからです。

 

 長くなってしまったので,3つ目は,明日書きます。

 

https://ameblo.jp/imahitotsu-english/entry-12418422599.html

 

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 時々,「日本人は発音にこだわるから英語が話せない」と聞くことがあります。

 

 残念ですが,それはありえない話です。

 

 英語の発音がきちんとできるかできないかは,英語を話す前に決まってしまっています。英語を話す場になってから急に,「今日はきれいな発音で英語を話そう」と思っても,できることではありません。

 

 「きれいな字を書こう」とか,「いい絵を描こう」というのならばわかります。

 

 いいかげんに短時間で字を書くよりも,時間をかけて丁寧に書く方が,綺麗な字を書くことができます。絵も同じで,時間をかけた方がいい絵が描けると思います。

 

 でも,英語の発音は,その場で時間をかけてやったからといって,急にきれいな発音ができるわけではありません。

 

 それに,英語の発音にこだわっている日本人って,見たことがありません。

 

 日本人のほぼ全員がカタカナ発音です。これは,中学や高校の先生も同じです。

 

 「発音にこだわっているから英語が話せない日本人」の実物に会ってみたいと思います。

 

 では,日本人が英語が話せない理由は何か,については,次回,書こうと思います。

 

 

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 昨日書いた,「日本人の英語② 「日本人は文法にこだわるから英語が話せない」は本当?」という記事

https://ameblo.jp/imahitotsu-english/entry-12416580608.html


について,実例を挙げてみましょう。

 

 「お願いがあるのですが」

 

という文を英語にします。これは実は正解がありますが,正解はとりあえず置いておきます。

 

 文法にこだわる人は,まずは主語を決めます。

 

 「相手の意向をきいている」ということからすれば,主語は you になります。

 

 次は動詞です。

 

 正解はdoですが,helpでもgiveでもいいです。

 

 次は,肯定文か,疑問文か,否定文かを決めます。

 

 「相手の意向をきいている」ということからすれば,疑問文になります。

 

 では,

 

Do you

Are you

Have you

Can you

Will you

Could you

Would you

 

の,どれがいいでしょうか。

 

 現在完了ではないので,Have youはありえません。

 

 進行形や受動態でもないので,Are youはありえません。このあたりも文法の知識を活用しています。

 

 相手の意向を聞いているわけで,能力をきいているわけではないので,Can youもありません。

 

 Could youやWould youは婉曲的なので,ここでは使わないことにします。

 

 すると,Do youかWill youのどちらかです。

 

 今までのことをまとめると,正解は,

 

Will you do me a favor? ですが,

 

Will you help me?

Will you give me a hand?

Will you give me some advice? someはanyにする人の方が多いかもしれません

Do you have time?

あたりのどれでもいいんじゃないの,ということになります。

 

 あとは,「主語がyouなのは納得できない。主語は I です。」と思う人もいるかもしれません。

 

 主語が I  だと,動詞はhaveでしょうか。

 

 肯定文・疑問文・否定文では,疑問文になります。

 

Am I

Do I

Have I

Can I

あたりの中で,自分のことなのにAm I とかDo I というのは,「自分のことぐらい自分で考えろ」と言われてしまいそうなので,なさそうです。現在完了ではないのでHave I もありません。

 

 そうすると,Can Iになります。そうすると,

 

Can I have some time? お時間いただけますか これはanyは使わない人が多いような気がします。

Can I have some advice?  someではなくanyにする人の方が多いかもしれません

Can I have a menu? メニューを見せてもらえませんか

Can I have a ride?  車に乗せてもらえませんか 

 

というような文章がでてきます。

 

 つまり,正解を知らなくても,文法を使えば,当たらずとも遠からずという文章をつくることは可能です。

 

 英文法というのはツールです。スマホやパソコンと同じです。目の前の人に対しては,直接声をかけた方が速いですが,遠くの人に伝えるには,メールやラインとかの方が速く伝わります。

 

 それと同じく,単語1語で済むような会話でしたら,文法は必要ありません。でも,3語以上になったら,文法を使う方が,ずっと便利です。2語だと,文法を使う場合と使わない場合があると思います。

 

 「お願いがあるのですが」について,正解を知らない人が,文法を使わないで,どうやって英訳できるのでしょうか。

 

 「日本人が英語が話せないのは文法にこだわるからだ」と言っている人に,文法にこだわらないで, 「お願いがあるのですが」を英訳する方法を聞いてみたいと思います。

 

 「主語は何?」「動詞は何?」「肯定文・疑問文・否定文のどれ?」ということから文章を作っていくという,ワンパターンの作業に落とし込んだ方が,速くて楽だと私は思います。

 

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  「日本人は文法にこだわるから英語が話せない」と言われます。

 

 それは本当でしょうか。

 

 私は,それは違うと思います。

 

 英語と日本語では文法が全然違うので,もし文法にこだわらないで適当に単語を並べて英文を書いたら,全然通じないと思います。

 

 この,「英語と日本語では文法が全然違うので,もし文法にこだわらないで適当に単語を並べて英文を書いたら,全然通じないと思います。」という文章を,私の方で英語にしてみます。

 

English grammar is completely different from Japanese one, so if we don't stick to grammar and we put words carelessly to write English sentences, I think that the sentences cannot be understood by native English speakers.

 

 辞書を引かないで適当に短時間で書いていますが,無意識のうちに文法をふまえて書いています。

 

 グーグル翻訳の結果を貼り付けると,こうなっています。

 

In English and Japanese, grammar is completely different, if you write words in English properly without sticking to grammar, I think that I do not understand at all.

 

 

 エキサイト翻訳は,こうなっています。

 

Grammar is different entirely in English and Japanese, so if I'm not particular about grammar, and a word is lined up and English is written properly, I think it doesn't connect at all.

 

 ウェブリオ翻訳は,こうなっています。

 

If I set a word properly without being particular about grammar and write an English sentence because grammar is entirely different in English and Japanese, I think that I never know it.

 

 機械翻訳はどうしても1語1語の日本語を英語に直そう,という傾向が強いですね。

 

 日本語では主語が省略されることが多いですし,目的語も省略されることがあります。英語を書く際には,それらを補うことが必須です。

 

 英語を書いたり話したりする時には,「主語は何?」「動詞は何?」と考えます。

 

 動詞が自動詞ならばそれで終わり。

 

 動詞がbe動詞やそれと同じような動詞(becomeとか)であれば,「補語は何か?」

 

 他動詞ならば「目的語は何か?」

 

 第4文型や第5文型は面倒ならば使わなくていいです。

 

 そういうことをワンパターンで考え,あとは修飾語を付け加えるだけです。

 

 本当にワンパターンなんですね。ワンパターンの処理をすることが,「文法にこだわる」ということです。

 

 「英語は3語で話すことができる」というような本が,英語参考書の売り場に何種類も置いてありますが,その通りです。

 

 文法にこだわれば,英語を話すことは難しくありません。

 

 主語,動詞,補語,目的語をずぱっと言えば,それで通じます。あとは修飾語を補助的に使うだけです。

 

 「文法にこだわるから話せない」ではなくて

 

 「文法にこだわらないで,日本語の1語1語にとらわれるから話せない」

 

というのが現実です。

 

 ワンパターンの「主語は何?」「動詞は何?」で半分は終わってしまいます。それらが決まれば,残り半分は自動的に出てきます。

 

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 「日本人は読み書きは得意だがリスニングとスピーキングができない」 と言われることがあります。

 

 これは本当でしょうか?

 

 もしこれが本当でしたら,日本人はすごい,ということになります。

 

 今の時代,コミュニケーションは,対面や電話よりも,メールやSNSが増えていますので,「読み書きが得意」だったら,メールやSNSはお手のもの,ということになります。

 

 私の感覚では,日本人は「読み」はできる人は多いのかもしれませんが,「書き」は苦手な人が多いように思います。

 

 苦手どころか,英文が全然書けないという人が多いように思います。

 

 大学受験の英語が,センター試験にしてもマークシートですし,私大入試も英語がマークシート又は記号中心のところが少なからずあるので,それが原因です。

 

 近年,大学受験の英語を,4技能を問うものに変化させる,と言われています。

 

 でも,4技能で一番大事なのは,書くことです。

 

 メールを書くのでも,SNSの投稿を書くのでも,契約書を書くのでも,外交文書を書くのでも,科学技術の論文を書くのでも,特許出願書類を書くのでも,書かなければ外貨は獲得できません。天然資源がない日本は,英語の文章を書かなければどうにもなりません。

 

 今までは日本の優れた工業製品を輸出すれば外貨が獲得できましたが,物余りの世の中で,しかも世界中に生産拠点があるこの世の中では,同じことを続けていくことはできません。

 

 中学生や高校生の英語の勉強時間は変わらないとして(実際には,プログラミング等が入ってくるので減ります),読み書きの2技能に重点的に時間を使っていた英語教育が4技能に変化したら,ますます日本人が苦手な,「書く」ということに割くことができる授業時間が減ってしまいます。

 

 それとも,2技能に重点を置いていたこれまでよりも,4技能に変化した後は,中学や高校では,今までよりも2倍とか5割増しとかの授業時間を英語に割くのでしょうか。

 

 4技能の中で一番簡単なものが,リスニングです。自分の実力にあったリスニング教材を聞きまくれば,リスニング力はすぐに上がります。

 

 リスニングをわざわざ中学や高校の授業でやる必要はありません。中学生や高校生がリスニングを勉強したければ,英検の勉強をすればいいだけです。

 

 スピーキングはリスニングありきです。リスニング力もないのにスピーキングを勉強してもどうにもなりません。

 

 昔の日本は,科学技術等の優れた知見を取り入れるために,「読み」を重視する必要がありました。でも現在は,「書き」が一番大事です。

 

 そのため,「読み書き」の「2技能」に重点を置いていた英語の学校教育を「4技能」にシフトするのではなく,「書き」の「1技能」に重点を置く必要があります。

 

 毎日,英文を書いて書いて書きまくるということをしない限り,「英文を書ける」ようにはなりません。

 

 2技能から4技能へのシフト,というのは,全く逆のことをやっているように私には思われます。1技能へのシフトこそが必要です。