最近は書店間の競争も激しいようで、書店の品揃えに以前以上に気を配っていると感じます。
TOEICの本というのは、大きな書店にとってはかなり売れるジャンルのようですね。花田徹也さんの「文法特急」(朝日新聞社出版)が、2009年の丸善のベスト本ランキング2位だったように、TOEIC本というのは一大ジャンルのようです。
そのため、ただ漫然と取次から来た本を並べるというのではなく、棚に勝負をかけているという意気込みを感じる書店があります。
ただ、不思議なことに、いい本なのに、書店の棚にはほとんど並んでいない本があります。
高橋基治・神崎正哉「新TOEICテスト コーパス英単語」(高橋書店)です。
私がこの本を見つけたのも、書店の棚ではなく、TOEICの単語集を探している時に、「TOEICの単語のコーパスってないのかな」と思ってネットで探して見つけたものです。
見開きで、左側ページが、単語・発音・品詞・意味・派生語です。右側が例文とその日本語訳です。
単語の選択もすごくいいし、例文も簡潔ですばらしいと思います。レイアウトも見やすいですね。TOEIC初心者から800点を狙うぐらいの人まで、幅広く使えると思います。
欠点としては、CDが2枚ついているのですが、それは例文ではなく、チャンツ式のものということで、チャンツ式が苦手な方にとってはあまりCDを使わないというところです。
チャンツ式というのがどういうものかですが、チャンツ式といえば、アルクの、キクタンが有名です。
なお、著者の一人の神崎先生のブログ
http://toeicblog.blog22.fc2.com/
に、ネイティブの人の音声ファイルが置いてあるので(ただしプロのナレーターではなさそうで、おそらく、一般人だと思います)、iPodやウォークマンに例文を入れようと思う人はそこからDLすればいいため、特に支障はありません。ただ、一括DLボタンがないので、DLに手間はかかります。
もし書店でTOEIC本の仕入れを担当している人がこのブログを見ていたら、手書きのpopに、
「隠れたTOEIC単語集の名著 例文(英文)の音声は著者(神崎正哉氏)のブログからダウンロードできます」
と書けばけっこう売れると思います。
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