京都会場では、東京会場832,382人(40日間)を上回る、891,094人(36日間)を記録しました。

両会場で172万人余を集めた、昭和39年(1964)の「ミロのビーナス」特別公開。東京五輪を祝ってのことです。

 日本初の展示の幕を開けたのが、1820年の発掘日とも伝わる同じ、4月8日のことでした。

 当時、京都の大学に通っていたこともあって、5.31~6.25の京都会場に、何度も訪れたことを覚えています。

 その3年前に、高校のクラブの後輩から卒業記念として石膏像(高33.5cm)をもらっていました。







  ● 秋冬青春夏-20   星の雫のペンダント

     星の雫と ビーナスが

     結ばれたのが これだよと

     シルバー造りの ペンダント

     私の首に うしろから

     飾ってくれたの 覚えてる

     嬉しくて 嬉しくて

     小躍りしたこと 今も心に

     フランスなんかに わたしたち

     行けることなど あるまいと

     何度も何度も ふたりして

     特別展示の ビーナスを

     見に出かけたの 覚えてる

     見るたびに 見るたびに

     感激したこと 忘れられない

     今も時折 取り出して

     ビーナスの顔 浮かんでる

     星の雫の ペンダント

     そっと手の中 握りしめ

     胸に当てては 目を閉じる

     懐かしく 懐かしく

     あの日の感激 今もよみがえる

     嬉しくて 嬉しくて

     小躍りしたこと 今も心に

     嬉しくて 嬉しくて

     小躍りしたこと 忘れられない