現在の山口県萩市の萩焼は、萩藩・毛利氏の御用窯として発展し、当時は日常雑器はほとんど造られず、庶民のものではありませんでした。その後、キズものなら使ってもよいとお許しが出、わざと高台に刀で傷を入れ、切り高台として庶民にも普及したとも言われています。

 萩焼・天鵬山窯の湯呑茶碗5客セットです。



     謂れの名残として、へらで高台の一部を切り込んだ切り高台