●母がまだ河澄冬子だった昭和2~3年(1927~28)頃に、従姉妹に当る富田林の杉山孝子(石上露子)から貰った木箱。杉山家で伐採した杉の木から作ったもののようです。

     杉山孝子(すぎやま たかこ) 明治15年(1882)~昭和34年(1959) 享年78歳

     中 冬子(なか ふゆこ)   明治42年(1909)~平成19年(2007) 享年99歳

 ●「石上露子(いそのかみ つゆこ)」は、『明星』で「白菊の君」と呼ばれた明治の女流歌人で、

与謝野晶子と並び称せられています。

 石川郡富田林村の杉山団郎の長女で、養子を迎え生家で生涯を過ごしました。母は中河内郡日下村の河澄家から嫁いだ奈美(なみ)。祖父・長一郎も河澄家から入った歌人です。



   母の書置「 杉山家の庭の木(杉の木)で作られた小箱 (昭和2~3年頃) 」


 明治38年、数え年24歳の杉山孝子    昭和33年、亡くなる前年の葉書