上部径・高さ共67mm程度の黒漆塗りの容器。

 抹茶入れで、形がナツメの果実に似ていることから「棗(なつめ)」と呼ばれています。


 容器の内側に「神通月舟」とあり、

「時代詳(つまびら)カナラズト雖(いえど)モ、宗哲以前の名工ナリ」の墨書きの説明書きが入っていました。

少なくとも、父や祖父の字ではありません。

宗哲とは、千家十職(せんけじっしょく)に指定されている塗師・中村宗哲のことでしょうか。




 



 別途、木箱の蓋の内側と底裏側には、

 元禄生まれを初代とする江戸時代の茶人・青木宗鳳(しゅうおう)の署名があります。