平成19年(2007)に98歳で亡くなった母が、好んで使っていた土瓶。
といっても本来の用途ではなく、その絵柄から、部屋の飾りものとしてでした。
今、改めて良く見ると、「鉄斎外史」の文字が。
「外史」とは本来、中国の古代の官名ですが、日本では書家や画家の号として用いられ、
京都生まれの文人・画家である「富岡鉄斎(とみおか・てっさい)」(1836~1924)も、
この号を用い、「鉄斎外史」と刻まれた印も使っていたとされます。
鉄斎は、幼少の頃には、「蓮月尼の陶芸」で見た太田垣蓮月に預けられていますが、長じて国学・儒学・仏教などの深い知識と大和絵の手法をもとに、自由奔放な独自の画風を作り上げました。
果たして、この土瓶に描かれた絵図は、その鉄斎と関連があるのでしょうか。






