夏の炎天下にもめげずに、苺のような球状の花を咲かせる「センニチコウ(千日紅)」。
「長居植物園」での撮影です。
花と言っても、花びらはなく、花の付け根に付く葉に相当する「苞葉(ほうよう)」と呼ばれるものが、
色づいています。かさかさしていて、乾燥させても色があせないので、ドライフラワーにも向いています。
いわゆる葉は細長く対生したもので、産毛のようなものがあります。
「百日紅」(ひゃくじつこう・さるすべり)は、約3ヵ月も咲き続けることに依るものですが、
一年草であるこの花に「千日紅」(せんにちこう)の名があるのは、ドライフラワーにしても長く色を保つ
ことに依るものと思われます。