春の訪れを告げる園芸品種、キンボウゲ科へレボラス属の「クリスマスローズ」。
本来は12月末頃に開花する同科同属の「ニゲル」という一つの品種付けられた名前ですが、日本では同属全体を指すのが一般的です。
イギリスでは、日本に多い「オリエンタリス」を元としたものは「レンテンローズ」と呼ばれます。
「長居植物園」に見られる花に、「クリスマスローズの仲間」とあるのは、こうした意味が含まれているものと思われます。
見かける花は、ほとんどが下を向いて咲いているので、花を写すのは一苦労です。
2月から4月頃、冬枯れの大地に積もった雪を持ち上げて花を咲かせることから、「雪起こし」の名もあるそうです。その習性なのでしょうか。
場所は、「長居植物園」の北東部、「小池」と「大池」を結ぶ「渓流」沿いの一つ東側の小道脇で、その東にある「ボタン園」の北端近くです。
「ボタン園」側には、小鳥たちの姿も・・・
この時季、園内の至る所で小鳥が、ピョンピョン遊んでいるのを、よく見かけます。