秋が深まるにつれ、紅色や黄色に変化する「こうよう(紅葉・黄葉)」。
東住吉区長居公園の「長居植物園」でも、11月も半ばを過ぎて、「イロハモミジ(いろは紅葉・高尾楓)」が鮮やか紅く彩づき、「ラクショウ」や、「アメリカフウ(モミジバフウ)」が、微妙なグラデーションを呈しています。他にも、「さくら」など多くの木々に、秋の深まりを感じます。(11月16日撮影)
名所で見る鮮やかさはありませんが、喧騒の都会で味わえる貴重な場所です。
< 菊の花も満開のラクウショウ並木 >
紅く彩づく桜などの木々と、冬枯れのハスの葉。
枯れ葉の中に薄い緑色を保つ葉は、健気に見えます。
< さくら >
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 11月20日 要旨 ☆★
● 《 初回検分の片桐石見守貞昌、忌日(1673) 》
大和・小泉藩2代藩主「片桐貞昌(かたぎり・さだまさ)は、「片桐石州」として茶の宗匠の名を広め、4代将軍・徳川家綱の茶道指南役を務め、「茶道石州流」の地位を築き上げたことで有名です。一方で、土木建築分野でも活躍、万治3年(1660年)には上方の水害地の見分を行い、幕府としては初めての「大和川付け替え検分」も実施しました。工事の実施には至りませんが、大和川の広域洪水が頻繁に起こり始める直前の、延宝元年(1673年)のこの日、69才で亡くなりました。