中 九兵衛のブログ 大和川流域歳時記


 今日・8月23日は、二十四節気の一つ「処暑(しょしょ)」。

 「残暑はしばらく留まるものの、朝夕は秋の気配が漂う」頃という日です。


 今のところは、猛暑日続きで、日中の残暑は格別。

 それでも、日暮れ後の風と、虫の声に、小さな秋を感じます。

 昨日の空は全くその感じ。

 晴れ渡った空に、巨大な積乱雲が夏の勢力を誇り、その傍には秋の雲が漂っていました。


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 住宅街の中では、よく見渡せないので、「長池」に向かいました。


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 このアングルなら・・・と電車を待ちます。「JR阪和線」です。

 しかし、その分、雲が隠れて痛し痒しです。


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 再び高架をくぐって、住宅街に戻ります。まだまだ、暑いです。


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★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 8月23日 要旨 ☆★


● 《 木津川河口大水害、第3回検分への引き金(1670) 》

 寛文10年(1670)年のこの日、台風襲来とも推察できる豪雨と高潮が重なって、木津川河口を中心に大水害が起きました。人畜死傷の数は計り知れず、破壊された船舶は淀川を遡り、遠く枚方まで逆流した
といいます。幕府はその再興と、淀川に流れ込む大和川を含めた洪水対策に取り組むため、2人の浚利奉行を任命し大坂の川普請を命じました。その総括として翌年には、3回目となる「大和川付け替え検分」を実施、かなり強硬な姿勢で、工事の実施に移そうとしましたが、新川予定筋の農民のあまりの動揺ぶりに、結局は中止されます。その2年後に、大和川を中心に河内・摂津一帯に未曾有の洪水が起ころうとは、知る由もありませんでした。