中 九兵衛のブログ 大和川流域歳時記 中 九兵衛のブログ 大和川流域歳時記


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 「住吉大社」の「初辰(発達)まいり」の告知を見て、大阪市東住吉区山坂1丁目にある、「神馬(しんめ)塚跡」を後にします。

 今日は、東住吉HPの「東住吉100物語 046 神馬塚」の次の記事を頼りに、厩舎跡地を訪れます。


 「神馬の飼育や没後の管理は、伝統的に田辺郷の住民に任され、その厩舎は性應寺の北東隅と、

  北田辺郵便局の北隣にあったとされますが、現在その地は共に駐車場になっています。




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 ↑阪和線                    ↑阪和線


 地図(右は部分拡大)の「JR阪和線」の西側が阿倍野区、東側が東住吉区です。

 その境界線が阪和線の西側に引かれていますが、現在は、高架移動に伴い東側になります。


 Aが「山阪神社」(山坂2丁目19番)、Bが「法楽寺」(山坂1丁目18番)です。

 Cが、昨日のブログの「神馬塚跡」((山坂1丁目11番)の位置。

 神馬(しんめ)が飼われていた「厩舎(きゅうしゃ)」は、DEにあったようです。



 先ず、Dの「北田辺郵便局北隣の駐車場」に向かいます。

 「神馬塚跡」・「うどんや風一夜薬本舗」の北側の道を東へ。「市営地下鉄谷町線」の「田辺駅」のある「阪神高速松原線」の高架をくぐり、「長居公園東筋(大阪狭山線)」の東側の歩道を北に向かいます。

 ほどなく、右手に「東住吉北田辺郵便局」(北田辺6丁目13番)がありました。


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 厩舎があったとされる駐車場と郵便局が入っているビル(中央)を北側から望んだものです。

 全く何の面影も、歴史も感じない、街角の「駐車場」ですが、この空き地の北東隅に「地蔵堂」を見つけ、少し心が救われました。


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 気を取り直して、もう一つの、「性應寺(しょうおうじ)北東隅の駐車場」に向かいます。

 「性應寺」(田辺3丁目10番)は、浄土真宗本願寺派のお寺で、「法楽寺」の東側にいくつかお寺がかたまっていますが、その内の一寺です。


 「北田辺郵便局」からは「長居公園東筋」を南下、「田辺駅前」を過ぎて東側にある「市立田辺小学校」の南の信号から、西へと入ります。

 「法楽寺」前に出る道ですが、その手前、「安楽寺」の角を南に入ってすぐ、突き当りように道が曲がっている所に、「性應寺本堂」の屋根が見えますが、その手前に「駐車場」がありました。


 「性應寺北東隅」とのことで、北田辺郵便局のように「隣」という表現がなく、境内かも?とも思いましたが、そうした空き地は無く、位置的に北東に当る「駐車場」なので、このことでしょう。






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 「性應寺と駐車場」。何とかその位置を表現するアングルをと、駐車場の金網の隙間にレンズを当てて、四苦八苦している所に、「何を撮っているんですか?」と声をかけられました。


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 駐車場北側にある立派な御屋敷のご主人のようでした。

 「厩舎があったのは、そっちじゃない。こちらですよ。」と指さされたのが・・・


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 「駐車場」の東側に隣接する建物の方でした。

 駐車場と性應寺を一枚に収めたことで満足しかけていただけに、嬉しいお言葉でした。





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              < 性應寺北東隅の住所表示(左)と、本堂・山門


 屋根瓦などに、わが家の家紋と同じ「九曜(くよう)紋」が見える「性應寺」を後にします。


 「JR阪和線」の「南田辺駅」は、この真西、約300mに位置します。

      

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★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 8月9日 要旨 ☆★


● 《 奈良・飛鳥川の土石流跡出土(2007) 》
 「世の中は何が常なる飛鳥川 昨日の淵ぞ今日は瀬になる」・・・。古今和歌集に詠われる頃から、何が常なのか分からない世間に例えて、度々氾濫を起こす暴れ川であったことが伝えられる奈良の「飛鳥川」。平安~奈良時代にも、上流域で2回にわたる大規模な洪水があったことを示す、土石流跡や大量の土器が、平成19(2007)年のこの日までに見つかったことが発表されました。