今日は「梅雨の中休み」。私にとって60代最後の日は、「五月晴(さつきばれ)」となりました。
現在は晴れ渡った5月(新暦)の空をさす言葉として使われていますが、これは誤用が定着したものの一例で、本来は旧暦の言葉。梅雨期に重なるため、「梅雨の晴れ間」を「五月晴」と言います。
従って、「五月雨(さみだれ、さつきあめ)」も、梅雨どきの雨のことです。
「五月雨」を季語とした、梅雨どきの情景を詠んだ俳句もたくさんあります。
五月雨(さみだれ)を あつめて早し 最上川 芭蕉
空も地も ひとつになりぬ 五月雨(さつきあめ) 杉風
湖の 水まさりけり 五月雨(さつきあめ) 去来
大阪市東住吉区長居公園の「長居植物園」。
「五月晴」のもと、まぶしい緑色の「ハス池」。開花の始まったハスの花が所々に見えます。
今年の早朝7時30分開園は、6月30日(土)・7月1日(日)、7月7日(土)・8日(日)、14(土)・15(日)・16(海の日)、21(土)・22(日)の9日間です。
7月14日・15日には、「象鼻杯(ぞうびはい)」など、次のような「ハス祭り2012」が開催されます。
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 6月26日 要旨 ☆★
● 《 大雨で大和川増水、道明寺線運休(1999) 》
明治31(1898)年開業という、近鉄の路線として最も歴史のある「近鉄道明寺線」。この大和川南の藤井寺市・羽曳野市と、北の柏原市を結ぶ唯一の路線が、平成11(1999)年のこの日、前日の大雨で大和川が増水して大和川橋梁上の線路が故障、始発から運休となり通勤・通学の足が奪われました。復旧までに2週間を要し、7月7日の運転再開まで代行バスが運転されました。