★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 4月7日 要旨 ☆★
● 《 「堤切所之覚」と同付箋図を提出(1697) 》
河村瑞賢の改修工事後、大和川の付け替えを願えなくなった甚兵衛らは、貞享4年(1687年)のこの日、過去の洪水記録と改善要望を文書と絵図面で表し、改善工事の早期実施を願い出ました。延宝2寅年(1674年)大洪水での法善寺前二重堤決壊後の様変わりを強調、玉櫛川・吉田川・菱江川・深野池・新開池周辺の村々の悪水が落ちるような改善策を強く要望しています。堤切所付箋図には堤の決壊場所だけでなく、農民が考えた改善策をも表示しています。