昨日に引き続き、大阪市住吉区庭井2丁目に鎮座する「大依羅(おおよさみ)神社」の話題。
本殿北側の境内には、5つの末社が点在しています。
● 末社(1) 御祭神 息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)
「息長帯姫(おきながたらしひめ)」は、「息長足媛」とも書く、第14代・仲哀(ちゅうあい)天皇の妃、「神功(じんぐう)皇后」の名前です。
● 末社(2) 御祭神 菅原道真大神(すがはらみちざねのおおかみ)
● 末社(3) 御祭神 天照大御神(あまてらすおおみのかみ)
豊宇気毘売大神(とようけひめのおおかみ)
< 定家歌碑 > < 菅原道真大神 > < 天照大御神 >
菅原道真(845~903)が祀られている祠の手前に、藤原定家(1161~1241)の歌碑があります。
「 君が代は 依網の杜(もり)の とことはに 松と杉とや 千歳(ちとせ)栄えむ 」
● 末社(4) 稲荷社 御祭神 倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ)
「倉稲魂(うかのみたま)」は、「宇迦御魂」「稲魂」とも書き、「うかたま」とも、また転じて「うけのみたま」とも言います。食物、とくに稲など五穀をつかさどる神、稲荷(いなり)神です。
● 末社(5) 御祭神 八衢比古大神(やちまたひこのおおかみ)
八衢比売大神(やちまたひめのおおかみ)
久那道斗大神(くなどのおおかみ)
旧依羅村の「賽(さい)の神」(道祖神)が、合祀されたものです。
「八衢(やちまた)」とは、道がいくつにも分かれた所。「久那土神(くなどのかみ)」は、「岐神(ふなどのかみ)」、「ちまたのかみ」「道祖神(どうそじん)」などと同義語で、集落の入口などの分岐点に祀られ、道路と旅の神とされました。
● 井戸屋形渡興の碑
井戸の周囲に柱を建て、上に屋根を設けたものは「井戸屋形(いどやかた)」と呼ばれます。
大依羅神社では、手水舎を兼ねています。
碑の意味するところは、知識がなく、よく分かりません。
★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 3月27日 要旨 ☆★
● 《 近鉄東大阪線、「近鉄けいはんな線」に改称(2006) 》
大阪市営地下鉄中央線の「長田駅」と接続・延伸する形で、奈良の「生駒駅」までの「近鉄東大阪線」が開業したのは、昭和61(1986)年10月1日。途中駅はいずれも東大阪市域の、「荒本駅」「吉田(中甚兵衛の碑前)駅」と「新石切駅」の3駅でした。その後、平成18(2006)年、「学研奈良登美ヶ丘」までの延伸開業のなったこの日、長田との路線が「近鉄けいはんな線」と改称されました。また、「コスモスクエア駅」まで延長されていた地下鉄中央線と合わせた愛称も「ゆめはんな」となりました。
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