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 右手に釣り竿、左脇に鯛。七福神の中で、唯一の日本古来の神、「えびす」。


 「西宮神社」を総本社とする神社の戎祭である「十日戎」は、年のはじめに商売繁盛を願う「えべっさん」としてよく知られています。その神は、「イザナギ・イザナミ」2神の第1子である「蛭子(ひるこ)」。中世以降、恵比寿(えびす)として尊崇されてきました。


 一方で、大黒さんとして知られる「大国主命(おおくにぬしのみこと)」の子である「事代主神(ことしろぬしのかみ)」を恵比寿とするものもあります。その総本社は、今日・七日を本戎とする島根の「美保神社」です。こちらは、この「七日戎」や、「八日戎」、「五日戎」など、「十日戎」より一足早く行なわれます。


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     < 祭神の一つに事代主命(ことしろぬしのみこと)がみえる、阿麻美許曽神社の八日戎


 「事代主神」を祀るものとして、大阪では、「七日戎」は柏原市今町の黒田神社の「柏原えびす社」、「八日戎」は大阪市東住吉区の「阿麻美許曽(あまみこそ)神社」などで行われます。

 奈良市子守町の「率川(いざがわ)神社」の境内社「阿波神社」は、奈良最古のえびすさんとして知られますが、その初戎祭は5日に行なわれました。


   「ヤマンダイ」さんの「やまさんのブログ」 →  http://ameblo.jp/tf5efqy/entry-11127145361.html


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 「阿麻美許曽神社」は、大阪市東住吉区にありますが、同区では唯一、大和川の南に位置する矢田7丁目に鎮座しています。


  7月16日のブログ →  http://ameblo.jp/imagome/day-20110716.html


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           < 東門 >

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 尚、同じ東住吉区の「山阪神社」の「山阪戎社」でも、八日が本戎。

 そちらは、「八日戎」と書いて、「すえひろえびす」です。


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★☆ 大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』 1月7日 要旨 ☆★


 《 千円札登場、聖徳太子の肖像を採用(1950) 》 四天王寺・法隆寺などの建立や様々な活動で、大阪や奈良では特に縁の深い人物。今は、「厩戸皇子(うまやどのおうじ)」が正しい名前のようですが、やはり「聖徳太子」の方が馴染み深いですね。その肖像が、戦後の復興期、当時の高額紙幣に次々と採用されました。

 初の登場が、昭和25(1950)年のこの日から出た「千円札」。以後、昭和32(1957)年の「5千円札」、昭和33(1958)年の1万円札と続き、「聖徳太子」が高額紙幣の代名詞になるほどでした。