大阪市平野(ひらの)区長吉川辺(ながよし・かわなべ)にある「川辺八幡神社」。
「明治橋」近くの大和川右岸堤防に、へばりつくように鎮座しています。
手前が「大阪市立川辺小学校」のグランド。奥の右手に鎮守の森が堤防際に見えます。
境内からも、すぐ目の前に大和川堤防を見上げることになります。
神社南の堤防際には「大和川 河口から12.4km」の標柱が建てられています。
大和川付け替え300周年を迎えた平成16(2004)年11月に執り行われた、「遷座300年・鎮座800年 奉祝祭」の文字が今も掲げられています。
付け替えと遷座(せんざ)の年数が同じであることからも分かるように、宝永元年(1704)年に社領地の大半が大和川の川底に沈み、現在地に本殿などが移されました。
<境内社 歯神大神> <境内社 金吉稲荷大明神>
9月15日が川辺神社の「例大祭日」。今日14日はその宵祭りです。
「川辺秋祭り」として、五穀豊穣と地域の発展を祈って、盛大に挙行されてきた伝統の祭りです。
今年の「神賑(かみにぎわい)」の行事は、土・日の17日と18日に行なわれます。
17日の宵宮には、大和川で「奉納花火」が打ち上げられます。
幻想的なかがり火と花火の中、神輿(みこし)と「ふとん太鼓」の「足洗(あいあらい)神事」もあります。
< 2004.9.14 (ジュニア版「甚兵衛と大和川」より) >
今、静かな境内では、神輿と布団太鼓が、町衆に担がれる出番を待っています。
大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』の9月14日の頁も、川辺八幡神社の秋季大祭の話題です。