「天神祭」は、昨日が宵宮、今日が本宮です。
いつもの年なら、20日頃に梅雨明けして、その後の「梅雨明け10日」が最も暑い時期。そのピークに天神祭を迎えますが、今年は梅雨が早く明け、台風も接近して、ドンヨリ・ジメジメの蒸し暑さの中で迎えました。
祭りは、24日の早朝、大阪天満宮の境内での、催太鼓(もよおしだいこ)の一番太鼓で始まりました。
豊臣秀吉の奉納と伝わる催太鼓を操るのは、「太鼓中(たいこなか)」と呼ばれる講社の人々。
その前身は、古大和川を行き交った「剣先船(けんさきぶね)」の仲間により組織されていたそうです。
本宮の今日は、「陸渡御(りくとぎょ)」に続いて、夕方からの「大川」での「船渡御(ふなとぎょ)」と、65回を迎える「水都祭(すいとさい)」の天神祭奉納花火でクライマックスを迎えます。
大川沿いに、「大阪アメニティパーク(OAP)」(大阪市北区天満橋1)の核となる、176mの高層ビル「OAPタワー」が、平成8(1996)年1月に竣工しました。
その年の天神祭の船渡御列と花火を、ビルのオフィスの一室から見る機会に恵まれましたので、写真も古く色あせてはいますが、一部をご紹介したいと思います。
大和川叢書④『流域歳時記・甚兵衛と大和川~この日何の日』の7月25日の頁は、この日に開業した地下鉄千日前線の今里駅にスポットを当て、懐かしい「今里ロータリー」などの話題を採り上げています。