中 九兵衛のブログ 大和川流域歳時記-紫陽花06


 6月6日の「大和川高校」に次いで、今日は「大和川小学校」のお話。


 現在の大阪市平野(ひらの)区の長吉(ながよし)地区。

 昭和30年代後半から40年代にかけて、地域の宅地・団地化で児童数も急増しました。

 

 明治6(1873)年創立の「長原(ながはら)尋常小学校」の流れをくむ「大阪市立長吉小学校」は、昭和40年代に入って、分離独立を繰り返していきました。


 その内の一つ、それまでの東住吉区から分区して、平野区が誕生した昭和49(1974)年、近くを流れる大和川の名を冠した「大和川小学校」が開校しています。

 

 が、間もなく人口増加に歯止めがかかり、少子化・高齢化傾向が進み、児童数も漸次減少、平成元(1989)年に至って、元の「長原小学校」に再統合され、わずか15年ほどの歴史を閉じるに至りました。

 TVでお馴染の「はるな愛」は、同校の卒業生です。



中 九兵衛のブログ 大和川流域歳時記-紫陽花08


 

 全国的に目を広げれば、現在、新潟県に「糸魚川(いといがわ)市立大和川小学校」があります。

 

 ただ、ちょっと不思議なのが、糸魚川市には、「糸魚川」も「大和川」も、そうした名前の川は流れていません。

 調べてみると、明治22(1889)年から昭和29(1954)年まで、地域に「大和川村」が存在していたことまでは分かったのですが・・・・。