Heart's Warming Carol 第11話 | 妄想屋の妄想日記

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「…どうしたの、亡霊さん?」

スクルージは尋ねるが亡霊は答えない。その時スクルージははっと気づいた。




「まさか…まさかあの子が実は余命何日とか言われていて、それが迫ってるっていうんじゃないでしょうね!!?ねえ、どうなの?」

焦りの中に少し悲しみも交えた表情で亡霊に迫りスクルージ。




亡霊はしばらく黙っていたが、やがて意を決したかのようにつぶやいた。


「君の言うとおりだぜ、スクルージさんよ。彼女は重い病気のせいで、もう明日の命があるかさえ分からない状態なのだよ。まったく、運命ってのはいじわるなもんだね。」

「感心してる場合じゃないでしょ、亡霊さん!?あのまま放っておいたら、あのバブスちゃんは…」
そう言いかけた時、彼女の言葉を遮るように亡霊は顔を近づけ、言った。






「君の言葉を借りるなら…」
静かに、しかし恐怖をあおるような声で亡霊は言う。

スクルージは恐怖と緊張のあまり今にも泣き出しそうだ。

























「プリンセスの人口計算も、今よりぐっと楽になるだろうね!!!何故って一人数える人数が減るんだからねえ!!!!」










彼の言葉を合図に突然吹雪が起こり、何も見えなくなった。




「えええ、ちょっと!!亡霊さん、一体何が言いたいの!!?あのカワイイバブスちゃんはどうなってしまうの??」

スクルージはパニックのあまり寒さを感じる余裕もない。





次の瞬間、スクルージは背筋に寒気が走るのを感じた。しかしこれは寒さのせいではない。別の何かが後ろに…



意を決して振り向いてみると…
















そこにいたのは、闇のように黒く塗りつぶされた馬車があった。しかし、客車の部分にはだれも乗っていない。

そして馬車を曳いていたのは、闇の黒い体に夜の藍色の鎧を身に付けたアリコーンだった。




アリコーンの放つ異様な威圧感にスクルージは一瞬恐怖を感じたが、同時にもしかしてと思い、蚊の羽音のような小さな声で恐る恐る尋ねた。













































「ま…まさか、あ…あの…あなたが…未来のハーツウォームの亡霊かしら…?」