こんにちは。笹川祐子 (@imagineplus_ceo ) です。
やっぱり宮部みゆきは凄い。
先日、早朝7時の飛行機で福岡へ行き、それから大坂へ移動。
夜は北新地でパワフルな社長たちと深夜1時過ぎまで飲んで、翌朝、大阪支社のメンバーと住吉大社参拝。
心斎橋のスタッフさんに会い、社員たちとしゃぶしゃぶへ。
新幹線で帰京する際、読みたいなぁと楽しみにしていた宮部みゆきの新刊を買う。
「昨日がなければ明日もない」
とはいえ、しゃぶしゃぶでお腹は満腹。
ビールもワインも飲んで、連日、睡眠不足で、きっと寝入ってしまうだろうと思いきや。
読みだしたら止まらない、という興奮を久々に味わう。
「さすが、宮部みゆきだぁ」と得心しながら、どんどん引き込まれていってしまう。
ふっと気づいたら、もう名古屋だ。
ついつい、ビールを頼んでしまう。
車中でビールを飲むのは、なんと、20年ぶりくらいだろうか。
(私は2000年にビールをやめて以来、去年2018年、中国に行って、献杯でビールをたくさん飲んだのです。
それから、ほんのときたま、ビールを解禁しているんです)
さて、この宮部みゆきの新刊「昨日がなければ明日もない」は、「希望荘」以来2年ぶりとなるシリーズ第5弾。
シリーズものというのは、作家にとって、うまくできてると思う。
当たれば、ずっと読み続けられるし、新しい読者は過去のから読み返してくれるし。
シリーズの中の主人公とともに、自分も成長していくし。
主人公は、作者が想定しているんですけど、のんびりした人のいい私立探偵。
5作目でいよいよ、プロっぽい探偵として動き出します。
宮部みゆきの魅力のひとつは、人物描写が巧みであることはもちろん、ご本人が松本清張氏をリスペクトしている影響も大きいかと思うのですが、「社会派」。
天下国家という大上段でなくとも、個人の内側から発生するものが、今の社会の課題を浮き彫りにしていく。
そういう意味で、「火車」は私の30代に読んだ小説ベスト1です。
今回の新刊は主人公の探偵 杉村三郎vs.ちょっと困った女たち
中篇三話が収録されており、あと二話はこの週末の楽しみです。
東京で大雪が予想されましたが、雪とならず、今日はお天気ですね。
あったかい週末となりますように。
☆今日の一冊
「昨日がなければ明日もない」
著者:宮部みゆき
- 昨日がなければ明日もない/文藝春秋
- ¥1,782
- Amazon.co.jp
もうひとつの私の笹川祐子の感謝ブログ
イマジンプラスHPにも自身で、会社や経営のことを書いています。
「100年時代を生きる脳の鍛え方」
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