朋美と湯島の韓国料理店で食事をした。
ブデチゲとチヂミ、韓国の人が経営している、小綺麗な店だ。
百歳酒というお酒を飲んだ。
朋美は、珍しく悩み事を口にした。
今の看護の部所はとてもハードで、厳しいらしい。
もともと体の丈夫でない彼女は時々気が弱くなる時がある。
彼女の弱音を、じっくり聞いてあげた。

朋美は、たいした女だ。

実際、あれほどに、人のため、ということを考えることができたら、人は立派だと思う。

インドに行って、ボランティアをしたいという。

彼女の場合、それが、衝動的な思い付きではなく、長い間周到に計画されてきたことだから、なお重みがあるのだ。


朋美と知り合って、そういえばもう四年になる。

付き合ってからは二年だ。

知り合った始めの頃から、彼女にそのような夢があることは知っていた。


初めて知り合ったとき、私は三十歳、彼女は二十六歳だった。

彼女は大学病院で、看護師として働いていた。

彼女は、働きづめになって、体を壊したりすることもあった。

当時から、自分のため、ということはほとんど考えない女性だった。


久しぶりに、彼女と食事することができる。

と言うのも、彼女はあまりに忙しいから。

彼女の好きな韓国料理を食べることにした。

さて、私は仕事を終わると、さっそく株価をチェックした。

東証は昨日下げたおかげで反発、香港は相変わらず上げだ。