昨日のアメリカ株は大きく上がったらしい。
週明けは日本も期待できるだろう。
それにしても日本株の上値は重い。
どうしてだろう。
やはり日本人の、投資に対する意識の希薄さが問題の一つとしてあるのだろう。
日本の企業が苦しい時には、日本人がリスクをとって助けなければ。
ところが大半の日本人は、どれだけ日本の優良資産が売り叩かれようが、気にもとめない。
経済先進国として、異常なことだと思う。
朋美とは毎日メールを交わしている。
律儀な彼女は、夜中遅くでも、メールを返してくる。
彼女の気持ちは、とても不安定だ。
自分はなんのために存在しているのか、存在していてもいいのか、ということまで独白する。
彼女の昔からの思考癖なのだが。
なんとかして元気付けてやりたい。
仕事が忙し過ぎるのだろうか。
ジム・ロジャースが講演で、彼の資産からドルを手放すと言ったそうだ。
中国人民元やスイスフラン、日本円などに移し変えるということだ。
そして株の上昇期は終わった、コモディティの上げは2014年から2022年頃まで続くだろう。
人民元は数年で四倍の価値になる。
彼のこの言葉はいつものことで驚かないが、ドルはたしかに弱くなるかもしれない。
大局を常に先見してきた彼。
人民元こそたしかにこれからの重要な資産だ。

エリの店に行く。

エリは中国の福建省生まれ。

日本に来て6年になる。

中国から日本に来ているホステスはたいがいそうなのだが、財テクや投資にとても興味を持っている。


エリも福建省に、それも都市の中心部にマンションを持っている。

今の中国の不動産は右肩上がりに上がっているし、今後の大変な資産だろう。


そして、彼女は上海のA株にも大きく投資していて、とても儲けている。

彼女は個別ではなく、中国の銀行などで販売している、基金、投信にお金を入れているようだが。


そして最近は、私のアドバイスで、香港株にも投資している。

毎日株価ボードを見て、一喜一憂しているらしい。


彼女だけでなく、中国の人たちは、本当に投資に熱心だ。

彼女の親戚で、上海に住む9歳の女の子がいるのだが、その子もお年玉をもらって、「何を買うの?」ときかれたら、「私、株を買う。」と言ったらしい。

そして、学校から帰ってきたら、「私の株、今日上がった?」と聞くらしい。

子供さえ投資家、中国の人たちのパワーにはおそれいる。

エリからメールがあった。
「アジアの株、すごい下がってるね!こわいよ。」
先週からのアメリカ発の株の下落は、たしかに多くの投資家を不安にさせているだろう。
新聞も大きく記事を載せている。
私は長期投資を是としているので、このような時にはうろたえることはないのだ。
私はメールに返事をした。
「大丈夫だよ。三ヶ月に一度くらいこういう下げはあるから。」
「よかった。さすが私の投資の先生ね。今日一緒に飲みたいわ。」
久しぶりにエリの店に行くことにした。