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「いい馬」の条件

先生の前職は乗馬インストラクター。

「いい馬」について質問されることがあった。



その質問に対しては、いつもこう答えるようにしていた。

『あなたにとって「いい馬」が「いい馬」ですよ。』と。


馬も生き物です。

一頭一頭個性がある。

全てをパーフェクトにこなすスーパーホースなんていない。


例えば、上級者が騎乗して競技会でバリバリ活躍できるが、

気性が荒くて初心者は乗せられない馬がいる。

反対に、おっとりしすぎて競技会にはとても出場できないが、

初心者の練習馬としては安心してまかせられる馬がいる。





どっちの馬が「いい馬」って?

答えられないよね。



まして「人」ならなおさらだ。




はてさて、先生はどんなメッセージを君たちに送りたいのでしょう。

自分を視点に考える人もいるでしょう。

相手を視点に考える人もいるでしょう。

全てオッケーです。

安心して考えてみてください。