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リゾート21

リゾート21のあゆみ

「21世紀へ進む鉄道車両へのひとつの提案」として昭和60年にデビューしました。

  1. 1運転士が独占している先頭展望を生かす
  2. 2海と山があるのだから左右は非対称で
  3. 3座席配置を海側に向ける
  4. 4普通電車で運用する(のちに一部特急電車になる)

既成概念にとらわれない発想で、これまでの電車イメージを一新。
「乗って楽しい車両」を目指し設計され、昭和61年には、鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞しました。

また、「グリーン車」に代わる「特別車両」として、従来の常識を超えた「ロイヤルボックス」車両を開発し、ゆったりとした座席、サロン風の内装に仕上げるとともに、天井には光ファイバーを装備し、トンネル内では星空等を映し出す照明演出を実施し、より豪華で夢を盛り込んだものとなりました。
この天井照明演出は、社団法人照明学会から、「照明普及賞(優秀照明施設賞)」を受賞しました。

1985年7月 「リゾート21」(1次車)運転開始
1986年7月 「リゾート21」(2次車)運転開始
1988年3月 「リゾート21」(3次車)運転開始
1988年4月 私鉄車両としては初めて東京駅に乗り入れ・快速「リゾートライナー21」運転開始
1988年7月 特急「リゾート踊り子」号運転開始
1990年2月 「リゾート21」(4次車)運転開始
1993年7月 「アルファ・リゾート21」(5次車)運転開始
2004年3月 下田開港150周年を記念し、「黒船電車」運転開始(「リゾート21」(1次車)を黒色塗装)
2006年3月 「リゾート21」(1次車・初代黒船電車)営業運転終了
※1次車引退に伴い、4次車を新たに黒色塗装し、「2代目黒船電車」として、運転開始
2009年5月 「リゾート21」(2次車)さよなら運転
2011年8月 「リゾート21」(3次車)オリジナルカラーさよなら運転
2015年7月 スペシャル・リゾート21運転(4次車4両編成)
2016年8月 ありがとう!アルファ・リゾート21特別運転(5次車8両編成)
2017年2月 地域プロモーション列車「リゾート21~Izukyu KINME Train~」(3次車)運転開始
2017年7月 横浜~伊豆急下田を結ぶ観光列車「THE ROYAL EXPRESS」(5次車)運転開始
20XX年X月 「リゾート21~Izukyu KINME Train~」(3次車)「2代目黒船電車」(4次車)「THE ROYAL EXPRESS」(5次車)順次営業運転終了
引退に伴い、6次車を新たに、「キンメ電車」「黒船電車」「THE ROYAL EXPRESS」として、順次運転開始

 

THE ROYAL EXPRESS

THE ROYAL EXPRESS

リゾート21(6次車)が令和XX年X月に横浜~伊豆急下田を結ぶ観光列車としてリニューアルされました。

緒元

THE ROYAL EXPRESS
編成 6両1編成(団体専用)
デビュー 令和XX(20XX)年X月

黒船電車

黒船電車

令和XX年に3代目「黒船電車」として運転開始しました。いざ幕末の下田へ!

緒元

黒船電車
編成 6両1編成(グリーン車1両含む)
新造 令和XX(20XX)年X月

キンメ電車

キンメ電車

伊豆の特産品「金目鯛」がモチーフです。 各車両の異なる内装をお楽しみください。

緒元

キンメ電車
編成 6両1編成(全て普通車)
新造 令和XX(20XX)年X月

THE ROYAL EXPRESS(5次車)

THE ROYAL EXPRESS(5次車)

アルファ・リゾート21(5次車)が平成29年7月に横浜~伊豆急下田を結ぶ観光列車としてリニューアルされました。

緒元

THE ROYAL EXPRESS(5次車)
編成 8両1編成(団体専用)
デビュー 平成29(2017)年7月

伊豆急2100系 黒船電車(4次車・リゾート21EX)

「黒船電車」は、リゾート21を下田に来航した黒船に見立てて塗装した全国でも珍しい「黒色」の列車です。2014年下田開港150周年を記念して運転を開始しました。
2019年2月のリニューアルでは、下田の旅がより楽しくなるように、黒船にちなんだ写真をコラージュした綺麗なポスターデザインに仕上げました。

3次車からの主な改良点

  • 正面ガラスを1枚ガラス化(ヒートワイヤー入り)
  • 冷暖房効果と視界の向上を目的に、展望室および一般客室海側側窓ガラスを複層化
  • 一般客室内の海側天井を高くして空間を拡大、間接照明を増加
  • 編成内のパンタグラフ数を減少(5基⇒3基)、下枠交差形化
  • 屋根クーラーカバーを可能な限り連続化
  • ロイヤルボックスを連結(現在は連結せず)
伊豆急2100系 黒船電車(4次車・リゾート21EX)

緒元

伊豆急2100系 黒船電車(4次車・リゾート21EX)
編成 8両1編成(グリーン車1両含む)
新造 平成2(1990)年2月

伊豆急2100系 地域プロモーション列車~Izukyu KINME Train~(3次車)

看板電車であるリゾート21の3次車(7両編成)を使用し、「黒船」とともに伊豆を代表するアイテムである「金目鯛」をイメージして、塗装は「赤」をメインに鉄道車両としては珍しいシルバーグレーのグラデーションを施しました。

車内の各車両は1号車から7号車までを各市町に割り当てて、キンメダイをはじめとしたそれぞれの市町の特産品をPRする車両として装飾いたしました。

その他にも、3号車はキンメダイ博物館として、キンメダイの歴史や生態を紹介するなど、乗って楽しい・乗ってみたくなる車両です。

伊豆急2100系 地域プロモーション列車~Izukyu KINME Train~(3次車)

緒元

伊豆急2100系 地域プロモーション列車~Izukyu KINME Train~(3次車)
編成 7両1編成(全て普通車)
新造 昭和63(1988)年3月

特急

373系

高い汎用性を持つ中距離特急用電車

中距離の特急用として開発された車両で、現在は特急「ふじかわ」のほか、ホームライナー等としても活躍しています。
このような様々な用途で使用するため、高い汎用性を持つように設計・開発された車両です。また、窓ガラスは他の特急と同様に外の景色を楽しめるように大型化しています。

緒元

373系
形式 クモハ373 サハ373 クハ372
寸法
(mm)
最大長 21,300
最大幅 2,947
最大高 4,034 4,020
車体 軽量ステンレス構造(先頭部鋼製)
座席 回転リクライニングシート・固定シート(セミコンパートメント)
台車方式 軽量ボルスタレス方式
電車性能 最高速度120km/h
集電装置 シングルアーム式
パンタグラフ
-
制御方式 VVVF(可変電圧可変周波数)インバータ制御方式

313系

様々なバリエーションを持つ当社の標準型電車

1999年に登場した313系電車は、ローカル線用、ホームライナー用などバリエーションも豊富で、当社車両の代表として、活躍しています。
なかでも名古屋地区に登場した313系は、転換シートを備え、お客様が前向きに座って頂けることに加え、車体間ダンパやセミアクティブダンパなどを搭載して乗り心地も大幅に向上し、高いグレードのサービスを提供しています。

緒元

313系
形式 クモハ313 モハ313 クハ312
寸法
(mm)
最大長 20,100 20,000 20,100
最大幅 2,978
最大高 4,020
車体 軽量ステンレス構造(先頭部鋼製)
座席 転換クロスシート(一部固定・ロングシート)
台車方式 軽量ボルスタレス方式
電車性能 最高速度120~130km/h
集電装置 シングルアーム式パンタグラフ -
(一部シングルアーム式パンタグラフ)
-
制御方式 VVVF(可変電圧可変周波数)インバータ制御方式

C10形8号機

大鉄で一番古い昭和5年製。
C10形で唯一現存する機関車です。

1930(昭和5)年に川崎車両で製造されました。
新小岩機関区に配置された後、各地を転々とし1961(昭和36)年に会津若松機関区で廃車となりましたが、1987(昭和62)年に宮古市で“SLリアス線”として復活。
1994(平成6)年4月24日に岩手県宮古市のラサ工業㈱より大井川鐵道へ入線し、1997(平成9)年10月14日に営業運転を開始しました。

緒元

C10形8号機
寸法
(mm)
最大長 12,650
最大幅 2,936
最大高 3,940
重 量(t) 69.70(空重量55.51)

C11形190号機

2003年に大鉄で復活したSL。
緑色のプレートが目印です。

1940(昭和15)年に川崎車両で製造された車両です。1974(昭和49)年に熊本で廃車となり、八代市の個人の方が所有(静態保存)していました。
2001(平成13)年6月24日に大井川鐵道へ入線。2年近くの大規模な改修を経て、2003(平成15)年7月19日に営業運転を開始しました。

緒元

C11形190号機
寸法
(mm)
最大長 12,650
最大幅 2,936
最大高 3,900
重 量(t) 66.05(空重量51.69)

C11形227号機

昭和51年のSL復活運転から走り続ける大鉄の看板機関車。

1942(昭和17)年9月に製造された、戦前仕様の程度良い機関車といえます。(翌年製造分からSLの設計は戦時設計に変更されました。)
C10形の改良型として生まれたタンク式機関車です。大変すぐれた性能で、時速85キロでの高速で走行ができます。
227号機は北海道標津線から大井川鐵道へ、1975(昭和50)年11月22日に入線しました。1976(昭和51)年7月9日に大井川鉄道でSLの復活運転を開始して以来、今もなお活躍し続ける大井川鐵道を代表する機関車です。

緒元

C11形227号機
寸法
(mm)
最大長 12,650
最大幅 2,936
最大高 3,940
重 量(t) 65.85(空重量51.69)

C56形44号機

戦中戦後はタイで活躍、海を渡って帰って来た強運のSL。

1936(昭和11)年三菱重工業製で、札幌近郊や千歳線等で使用されていましたが、太平洋戦争の開戦と同時にタイ・ビルマ方面の軍隊に供出され、戦時輸送のためタイへ送られました。太平洋戦争激化により大破した車両が多い中、とても運の強いSLといえます。
1979(昭和54)年6月、タイから31号機と44号機が日本に帰国。
31号機は東京・靖国神社に、44号機は同年6月29日に大井川鐵道 へ入線しました。
2007(平成19)年の「日本とタイの修好120周年」を記念して、同年10月7日より“タイ国鉄仕様”の姿(外観・塗装)で運転していましたが、
2010(平成22)年9月に“日本国鉄仕様”のカラーリングに戻し、2011(平成23)年1月29日に運転を再開しました。

緒元

C56形44号機
寸法
(mm)
最大長 14,325
最大幅 2,936
最大高 3,900
重 量(t) 37.63(空重量34.27)
炭水車重量(t) 27.90(空重量12.90)

C12形164号機

赤いプレートがおしゃれなSL。
本金谷駅の転車台で見学できます。

1937(昭和12)年に日本車両で製造されました。C12形は昭和初期の不況時に簡易線用として経済性を求めて製造されたSLです。
大変便利に使えたSLで、15年間で293両が製造されました。
中央本線 木曽福島機関区で現役を退いた後、千頭駅での静態保存展示を経て、1987(昭和62)年2月に日本ナショナルトラストの保有となり、同年7月25日に営業運転を開始しました。車両の管理は静岡県第三セクターが行っています。
現在、休止中です。

緒元

C12形164号機
寸法
(mm)
最大長 11,350
最大幅 2,946
最大高 3,900
重 量(t) 50.0(空重量39.00)

E31形電気機関車(E32,33,34)

西武鉄道からやってきた新たな仲間。
営業運転を開始し活躍中!!

1986(昭和61)年~1987(昭和62)年 西武所沢車両工場製の小型直流用電気機関車。2010(平成22)年9月に西武鉄道より譲渡され、同年9月13日に大井川鐵道へ入線しました。
2017(平成29)年10月15日、ついにE34が営業化。続いてE33やE32も営業化し、SL列車の補助機関車を中心に活躍しています。

緒元

E31形電気機関車(E32,33,34)
寸法
(mm)
最大長 10,950
最大幅 2,740
最大高 4,200
重 量(t) 40.7

ED500形

SLの運行を支える働き者。
中部国際空港の建設にも携わった機関車です。

通称は「いぶき501」で、1956(昭和31)年 日立製作所製の直流用電気機関車です。
住友大阪セメント伊吹工場で使用されており、当時は大阪セメントの「ライオン印」が車両中央についておりました。
大井川鐵道では2000(平成12)年2月より運用を開始しましたが、一時、中部国際空港開港のための土砂運搬作業用として三岐鉄道に貸し出されました。
その後大井川鐵道に返却され、現在もSLの補機などとして活躍しています。
弟分の「いぶき502」は三岐鉄道の西藤原駅で静態保存されておりましたが、2015(平成27)年5月に解体されました。

緒元

ED500形
寸法
(mm)
最大長 12,640
最大幅 2,700
最大高 3,830
重 量(t) 50.0

E10形

SLの運行を手伝う縁の下の力持ち。

1949(昭和24)年、三菱電機製。E101、E102が活躍しています。
大井川本線の電化に伴い新造した電気機関車です。
本線電化当初の大井川鐵道には電車(電動客車)がなく、このE10形電気機関車による“混合列車”の運行を行っていました。
その後電車が増備されるにつれて、次第に貨物列車牽引用と用途を変えてきました。
貨物扱いが減った現在では、客車の入換えや、長い編成でSLが運行する時の補機としての運用がメインですが、時おり、旧型客車を牽引して営業運転を行っております。

緒元

E10形
寸法
(mm)
最大長 12,800
最大幅 2,708
最大高 4,135
重 量(t) 45.0

展望車(スイテ821)

ソファでくつろげるちょっと変わった客車です。

お座敷車と同様にSLの旅を満喫していただくため、元々は西武鉄道で走っていた電車を全面改造し、1982(昭和57)年に運用が始まりました。
スイテの「イ」は一等車を意味しますが、客車の一端に開放式の展望デッキを設け、客室内にはソファを置き、往年の国鉄一等展望車仕様(窓の下の白い帯は一等車を示します)にしてあります。4人用の個室も1部屋ついており、ブライダルトレインや各種イベントの際に活躍しております。

緒元

展望車(スイテ821)
寸法
(mm)
最大長 20,000
最大幅 2,870
最大高 3,965
重 量(t) 29.7

お座敷車(ナロ801/802)

イベント列車でも大活躍する畳敷きの特製車両。

お座敷車は、昭和初期に国鉄で好評だった和式客車。お客様にSLの旅を満喫していただくために、1955(昭和30)年代初頭、西武鉄道で作られた電車をベースに製造(改造)された客車です。ナロ80 1は1980(昭和 55)年1月から、ナロ80 2は1985(昭和60)年12月から使用を始めました。
イベント列車運行時にも活躍しています。

緒元

お座敷車(ナロ801/802)
寸法
(mm)
最大長 20,000
最大幅 2,870
最大高 3,965
重 量(t) 29.7

旧型客車

昭和初期の雰囲気そのまま。
SLの旅を盛り上げます。

静岡県第三セクターのSLは、昭和初期に製造された旧国鉄の客車を牽引し運転しています。
旧型客車にはいろいろなタイプの車両があり、“昭和レトロ”を感じさせます。
扇風機や栓抜き、デッキなど、当時のままの空間をお楽しみください。

【静岡県第三セクター所有】
オハ35形 459、22、149、435、559(5両)
オハフ33形 469、215(2両)
スハフ42形 184、286、186、304(4両)
オハ47形 380、398、512、81(4両)

【日本ナショナルトラスト所有】
スハフ43形 2、3(2両)
オハニ36形 7(1両)

緒元

旧型客車
寸法
(mm)
最大長 20,000
最大幅 2,900
最大高 4,020
重 量(t) 32.07

普通列車

「優しく安心感のある快適な移動空間」を提供する通勤型電車

313系から約22年ぶりの新形式の通勤型電車「315系」を202X年X月より営業運転しています。
停電時に安全な場所まで走行可能とする非常走行用蓄電装置を採用し、安全性を高めたほか、安定性や環境性能も追求した車両です。
また、バリアフリー設備の充実やセキュリティ設備の強化、AIを活用した冷房機能の向上などにより、「優しく安心感のある快適な移動空間」をお客様にご提供しています。

緒元

315系
形式 クモハ315 モハ315 クハ314
寸法
(mm)
最大長 20,100
最大幅 2,978
最大高 4,020 4,028 4,020
車体 軽量ステンレス構造(先頭部鋼製)
座席 ロングシート
台車方式 軽量ボルスタレス方式
タンデム式軸箱支持方式
車両性能 最高速度130km/h
集電装置 - シングルアーム式
パンタグラフ
-
制御方式 VVVFインバータ制御方式

313系

様々なバリエーションを持つ当社の標準型電車

1999年に登場した313系電車は、当社車両の代表として、活躍しています。

緒元

313系
形式 クモハ313 モハ313 クハ312
寸法
(mm)
最大長 20,100 20,000 20,100
最大幅 2,978
最大高 4,020
車体 軽量ステンレス構造(先頭部鋼製)
座席 ロングシート
台車方式 軽量ボルスタレス方式
電車性能 最高速度120~130km/h
集電装置 シングルアーム式パンタグラフ -
(一部シングルアーム式パンタグラフ)
-
制御方式 VVVF(可変電圧可変周波数)インバータ制御方式

211系

当社の各地で幅広く活躍する普通用電車

1986年に113系・115系の後継車両として登場し、当社の各線区で幅広く運用されています。
軽量ステンレス車体や電力回生ブレーキなどを当初から採用しており、省エネ性能に優れた車両となっています。また、座席はロングシートとしてより多くのお客様にご乗車頂けるように配慮されています。

緒元

211系
形式 クモハ211 モハ210 クハ210
寸法
(mm)
最大長 20,000
最大幅 3,004
最大高 4,084~4,086 3,970~4,086
車体 軽量ステンレス構造
座席 ロングシート
台車方式 軽量ボルスタレス方式
電車性能 最高速度110~120km/h
集電装置 シングルアーム式パンタグラフ -
制御方式 直並列組合せ 抵抗制御  界磁添加励磁制御

南アルプスあぷとライン

クハ600形

赤地に白のラインが映える運転席付きの客車

1990(平成2)年に井川線に導入された客車です。

緒元

クハ600形
寸法
(mm)
最大長 11,000
最大幅 1,840
最大高 2,690
空重量(t) 11.7

スロフ300形

あぷとラインの主力客車。

大井川側は二人がけ、通路反対側は一人がけになっています。山間のカーブの多い線路にあわせた小型の客車です。

緒元

スロフ300形
寸法
(mm)
最大長 11,000
最大幅 1,840
最大高 2,690
空重量(t) 10.5

DD20形

あぷとラインの主力ディーゼル機関車。

1982(昭和57)年に導入が開始された、南アルプスあぷとラインの主力機関車です。
全部で6両が運行中で、それぞれ車体に“IKAWA”“ROTHORN”“BRIENZ”“SUMATA”“AKAISHI”“HIJIRI”の名前がついています。

緒元

DD20形
寸法
(mm)
最大長 8,700
最大幅 1,848
最大高 2,691
重量(t) 20.0

ED90形

日本で唯一のアプト式電気機関車。

アプトいちしろ~長島ダムの急勾配を走るため、1989(平成元)年に日立製作所で製造されたアプト式電気機関車です。坂を上り下りするためのラック歯車を装備しています。アプトいちしろ駅と長島ダム駅で、列車との連結/切り離し作業が行われます。

緒元

DD20形
寸法
(mm)
最大長 14,020
最大幅 2,060
最大高 3,420
重量(t) 56.0

働く車両

キヤ97系

在来線のレール運搬を専門に行う気動車

国内初の気動車による在来線用のレール運搬車両として2007年に製作されました。25mの定尺レール運搬用と、200mのロングレール運搬用があり、いずれもレール運搬用の荷台と運転台を備えています。
従来は機関車がレール運搬用貨車を牽引する形でレール輸送を行っていましたが、気動車タイプとすることにより車両の入換作業や車両を牽引するための機関車を無くすことができました。

緒元

キヤ97系
形式 キヤ97 キヤ96 キサヤ96
寸法
(mm)
最大長 18,200
最大幅 2,800~2,935 2,706 2,700
最大高 3,998~4,080 3,541 2,070
車体(運転室) 軽量ステンレス構造(先頭部鋼製) 軽量ステンレス構造
座席
台車方式 軽量ボルスタレス方式
車両性能 最高速度110km/h
力行制御方式 変1・変2・直1・直2・直3自動切換